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最後の一葉 

先だって、バーソさんがコメント欄で仰っていた
「最後の一葉」
オー・ヘンリー(1862~1910 アメリカの小説家で
短編小説がよく知られている、短編の達人でした)
なかんずく有名なのが、彼の「最後の一葉(ひとは)」ですね。

漫画世界昔話でも取り上げられていたのですね。
私は漫画日本昔話が好きなのですけれど。

63 さいごの一葉

イタリアでも放映されていたのに気が付きませんでした。

Le più belle favole del mondo - L'ultima foglia
 日本から配給されたものです。
 日本のアニメ制作の偉大さ!

No title

オー・ヘンリーといえば、
この話と「貧者の贈り物」をすぐに思い出します。
ちなみに、「貧者の贈り物」とは、ブリタニカ百科によれば、
 「途上国が生産する1次産品の交易条件の悪化により、
 これを輸入する先進国が得た利益。特に1983年以降の石油に代表される
 原燃料価格の低落が先進工業国にもたらした利益を、
 イギリスの雑誌『エコノミスト』がこのように称した」そうです。

「最後の一葉」は悲しい話です。いい話です。
最後の一枚に人生最大の傑作を描いた・・・涙が出てきます。
ひとつ思うのは、人間って、ほんのちょっとしたことで
もう駄目だと思っていた気持ちが、生きようと思うように変わるのですね。
日頃の自分の言動にもっと気を付けなければいけない、と思いました。

バーソさん、こんばんは!

成程、「貧者の贈り物」「という言葉が
そういう意味で使われたのですね。
発展途上国から先進工業国への、
石油の贈り物ですか!
ヨーロッパは悪辣に搾取して
彼らの国を打ち壊してしまいましたものね!

今、テロに慄いていますが、私は
因果応報と思っています。
(ヒドイ日本人だ)

好きな言葉に、貧者の一灯というのがありますが、
(あまり関係ないですね、スミマセン)

「日頃の自分の言動に気を付けなければいけない」
身につまされます。

昔、ある推理作家が(名前を失念しました)
「自分の小説は若い子たちに人気があるが、
その子たちが本屋さんで、私の隣に並んでいる
フランス文学やロシア文学に目が行き、
それがきっかけで文学を愛読するようになれば本望だ」
といったことを仰っていました。

作家には及びませんが、
私のブログを流し読みでも
斜め読みでも、読んで下さったかたが、
ブログの何がしかの1つの言葉に、
ヒント、サゼッションを得て、他の知識へ
知識から知識へと拡大していけばいいなぁ、
というのは烏滸がましいことですね・・・

バーソさんは主題の選び方、言葉の豊富さで
言葉のマエストロですね!

それから最近、ひろしさんを愛好しているとです!






Buona Mattina!

O.ヘンリーの短編は最後で、あっと驚かされる
オー・ヘンリ―・サプライズに面白さがあります。
”最後の一葉”や”賢者の贈り物”の他にも
”手入れの良いランプ” ”魔女のパン”
”よみがえった改心” なんかは印象に残っています。
それで短編小説なので、すぐに読み終わるし、
それも小気味よく終わるので気持ちがいいです。
ヘッセの短編は
小気味よくは終わりません。
”メルヒェン”や”聖者と甘いパン” 
でも考えさせられる終わり方ですよね。
どちらも人生を反映している作家ですけど
こうも違うのですね、と言う風に考えさせられます。

Guten Abend!

O.ヘンリーもヘルマン・ヘッセも
幾多の困難を乗り越えて生きた、
豊富な人生経験を踏まえた作家ですよね。

しかし、書く材料も展開の仕方も全く違う。
どちらも貴重な小説家です。

ヘッセの場合は長、中、短編小説とありますが、
枠に収め難い。
「デミアン」や「車輪の下」は中編になるのか、
長編になるのか。
まあ、短編ではないですよね。

「メルヒェン」や「聖者と甘いパン」に収められている
作品は確実に短編ですよね。彼の小説は、
どれも一貫して「生きる」ことを考えさせられる
作品です。

有名どころでは「少年の日の思い出」、これは
「車輪の下」と同時期に書いたのだそうですが、
どちらも小気味の良い終わり方ではないですね。

きっと主人公と似たような体験を持ったのでしょうね。
年取ってから、どんな思いで回顧したのか、

「春の嵐」の中で言っている、
「悲しみも喜びも等しく貴重な想い出だ、
なぜなら青春はその当時よりも、
今、一段と高く美しく響くのだから」



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Author:ミルティリおばさん
住まいはイタリア、ペルージャです。
翻訳 フリーランサーです。

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