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Der Tod in Venedig   Morte a Venezia

https://www.youtube.com/watch?v=SU1mBBM0pzw
 「ベニスに死す」です。

https://www.youtube.com/watch?v=n2Zqx9SCz6E
 ヴェネツィアに到着したアッシェンバッハが、
 タージョを見初める件、始めの方ですね。
 イタリア語の朗読も素敵でしょ?

 ルキーノ・ヴィスコンティ監督はタージョ探しに
 諸国を巡り歩き、大変時間をかけた末に
 スウェーデンのビョルン・アンドレセンに出会いました。
 が、この子は背が高すぎる、と渋り、悩んだ末に
 やっぱり美しい子だ、と決めました。
 背の高い低いで小説のイメージ、恋した男の子のイメージが
 違ってしまいますものね。
 
 アンドルセンは素顔は溌剌とした陽気と言っていい程の
 少年ですよね(でしたよね)

 https://www.youtube.com/watch?v=36QBU474nqM
 最後、アッシェンバッハの死を暗示するように
 タージョが海の彼方を指し示す。
 

https://www.youtube.com/watch?v=BUV3Ueobr88
 マーラーの交響曲第5番から、第4楽章
 アダージェット です。

トーマス・マン原作の「ベニスに死す」は
青空文庫でお読みになれます。

無法松の一生

今年のヴェネツィア映画祭、
金の獅子賞を獲得したのは
メキシコ、ベネズエラ合作で、
ベネズエラのビガス監督の、
「Desde Allà」」
内容を詳しく知らないのですが、
同性愛を主題にした映画です。

1950年代には邦画2本が金の獅子賞に
輝きました。
黒澤明監督の「羅生門」 1951年、と
稲垣浩監督の「無法松の一生」 1958年。
「無法松の一生」の方は知りませんでした。
"L'uomo del risciò"
というタイトルになっています。
「人力車の男」、「車夫」、
「車引き」、というタイトルですね。

https://www.youtube.com/watch?v=n3EjW8iS13s
石川さゆりさんの「無法松の一生」です。
石川さゆりさん、とても上手だと思います。
その歌心はマリア・カラスに通じます。

もう一つ
https://www.youtube.com/watch?v=T4HXmrr9Ba4

時にマリア・カラスは男性だけを愛した
わけではないです。
それは良い悪い、好き嫌いを超えて、
私には、ある意味素敵なことに思われます。
石川さゆりさんは男性だけを愛している、と、
思いますが。

https://www.youtube.com/watch?v=a3K32Tk8fYo
本家の村田英雄さんです。

ビルマの竪琴

ビルマは文語でミャンマーというのだそうです。
今ミャンマーとして知られておりますね。
ラオス、タイ、中国、インド、バングラディシュと
隣接していましてブータン、カンボジアにも近いです。

7,8世紀に世界史に浮上し、イギリスに統治される
1885年までずっと王国でした。1886年に
イギリス領インドに併合され1つの州となりました。
1948年に独立して軍事政権時代を経て民主化の途を
辿りました。

第二次世界大戦中、イギリス統治のビルマに
日本軍が入り込んでいました。
独立したいビルマ人は日本人に後押しされ、
日本の旗色が悪くなると又イギリス人のもとへ戻るのでした。
それはビルマ政府とビルマ国民軍の間で
揉めていたせいがあったからなのですが。

以上、大雑把過ぎるビルマの状況です。

竹山道雄(1903~1984)という小説家が
戦後間もなく子供のために「ビルマの竪琴」を
書きました。その作品を市川昆監督、
申し訳ないです。字が違います。昆の上に山を
書くのです。ここで出せません。
1956年に市川監督(1915~2008)が
その本を映画化しました。ヴェネツィア映画祭で
受賞しましたのですが賞の名前を失念しました、すみません。
後1985年に同市川監督がカラーで
リメイクしました。
内容は同じです。
私が見たのは1985年版です。
チューブでも白黒の方をご覧になれます。
音楽があふれている映画です。

1945年、第二次世界大戦も終わりに近い時のお話です。
日本の一部隊の隊長は音楽学校出で部下に歌を教え
みんなで歌って心を励ましているのでした。
部隊の中の水島上等兵は自らの手製のビルマの竪琴、
サウンガウを上手に弾きこなすのでした。
彼の竪琴の音は清々しく戦地を潤します。
水島上等兵は又ビルマ人に変装もして偵察に行き
竪琴で様子を知らせているのでした。

ある日小屋で休憩している部隊はイギリスの大部隊と
出くわします。一斉射撃用意万端のイギリス兵。
隊長は歌え、踊れと命令し、水島の伴奏に合わせて
「埴生の宿」を歌い踊りながら広場にあった
弾薬を小屋の後ろに隠します。
緊張が漲る日本兵とイギリス兵、その時、聞こえて
来るイギリス人が歌う「home sweet home」
水島は必死で伴奏を弾き続けます。
やがて起こる「埴生の宿」の英語と日本語での大合唱。

おばさんはここでウルウルッと来ます。
祖国を遠く離れて戦場にいる人達にとって家族、我が家は
当にsweet homeでしょう。

部隊は降伏し、捕虜収容所に送られます。
しかしまだ降伏せずに戦っている日本の小部隊がありました。
水島が選ばれ竪琴を携えて彼等の所へ説得に行きます。
が、甲斐はありませんでした。
その帰り道、死体と白骨の山に出会った彼は仲間の所へ
行かずに今来た道を戻って行きます。亡くなった同胞を
このまま放って置けないのでした。
助けてくれたお坊様の僧衣を盗み(ここはちょっと頂けません)
僧となります。

収容所では彼の安否を気遣ってみんなが待っています。
明日、日本に帰るという日に2羽のオウムを肩に載せた
彼が収容所の柵の向うに現われました。
みんなは埴生の宿を合唱します。堪らずに竪琴を取り
弾き始める彼。
「水島、水島、一緒に帰ろう!」
彼は無言で「仰げば尊し」を爪弾きます。
彼の頬には一筋二筋と涙が伝わります。
おばさんは昔この歌はいつも義務感で歌っておりました。
こんなに美しく響く曲とは思っていませんでした。
水島は朝霧の中に消えて行きます。

過ちはもう繰り返しません。
この言葉が世界中に響き渡りますように。


プロフィール

Author:ミルティリおばさん
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猫と2人暮らしのおばさんです。
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2011年来、若かりし頃のジャッキー・チェンに夢中です!
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