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カルロ・ベルゴンツィ

テノール歌手のカルロ・ベルゴンツィが、3日前の26日に
亡くなりました。当年取って90歳でした。

ヴェルディの生家の傍で生まれた彼は、バリトン歌手として
デビュー後に声域の変化に気付いてテノールに変更しました。
Tenore Verdiano ヴェルディテノール歌手として、世界のあらゆる
歌劇場を魅了しました。

彼のエピソードから、
車愛好家の彼は、トリエステのホテルに宿泊した時に、ご自慢の
マセラーティ、Quattro Porteが大時化(しけ)に遭って再起不能、
翌年、家族と共にヨ―ゾロ(ヴェネツィアの近く)でバカンスを
過ごしましたが、やはり同じようにMerakが水浸しの再起不能と
なった次第でした。お気の毒でした。

パヴァロッティと共にニューヨークに住んでいた頃、パヴァロッティが
夕食時に彼の住まいを訪ない、
「良い匂いがするねぇ、奥さん、何作ってるの?」
「サルシッチャのリゾットだよ」
当時ダイエットをしていたパヴァロッティは(あまり意味がないと思うけど)
いつも容器にダイエット食品を入れて持ち歩いていましたが、
それを捨ててしまって、代わりにリゾットを入れた、ということです。

ベルカントの模範テノール、マエストロ・ベルゴンツィ、
パヴァロッティと一緒に楽しく、安らかに。


蝶々夫人

マダム・バタフライの話が出たついでに、
ある時、このオペラの解説で「待っている蝶々夫人の所へ
ピンカートンが帰って来たけれど、アメリカ人奥さんがいることを
知って、9月11日が起こった」と、説明していました。

Raiの解説者だろう、国民からも外人からも受信料取ってんだろう、
タコ! Raiで解説するならリブレットぐらい全部読めよ、と、
その時、内心思ったのでした。
終幕の最後のアリアで彼女自身が子供に歌っているではないですか、
「私が生きていたら、一生お前はおっ母さんを探すだろう、
だからおっ母さんは逝くよ、amore, amore mio!」と。

彼女は子供をピンカートン夫妻に託して自決、そして幕が下りる。

プッチーニは女主人公達を愛して、美しいメロディを惜しみなく
与えたということですが(甘く哀しい旋律ですね)
ヴェーベルンがイタリアに来た折に、プッチーニの「トスカ」を観劇した
そうです。1,2幕と我慢して観ていたけれど、
とうとう2幕が終わった時に3幕を見ずに歌劇場を
出て行ってしまったそうです。

スクリアビンが、やはりイタリアに来た時に、イタリア・オペラを
紹介しようと沢山のオペラを探しました。そこでドニゼッティに関しては、
「ドン・パスクアーレ」のみを持ってペテルブルグに戻ったそうです。
彼は「ランメルムーアのルチア」を毛嫌いしていました。
(これは分かります、でも私なら「愛の妙薬」も持って帰ったけれど)

イタリア・オペラは歌手のオペラです。歌手が違うとオペラが違ってしまう、
それと、ヴェルディが言うようにイタリア・オペラは人間劇です。
イタリア人の好きなsentimentale 感受性 感情が中心の人間劇です。
つまり、こちらの世界を描いた、此の世の巨匠達がイタリアのオペラ
作曲家達です。
その意味で蝶々夫人は美しいオペラと思いますし、

モーツァルトやドビュッシー、勿論バッハ、ベートーヴェンなど、
彼岸に通じる音楽家達とは比べられないでしょう。
それぞれに重要で、それぞれを必要とする時があるので。

ローリン・マーゼル

1930~2014 今月の13日に亡くなりました、
ロシア、ハンガリー、ユダヤと3国人の流れを引く
フランス生まれ、アメリカで育った指揮者です。
幼少期から秀でていました。ヴァイオリンも上手かった。
トスカニーニ(口の悪いイタリア人指揮者です。悪いと言っても、
どこまで悪かろう、と思っていましたら、彼の練習風景の録音を聞いて
聞きしに勝る悪さでした!怒鳴り通し)
そのトスカニーニに見出されて、「神がお前を祝福している」と褒められ
1941年、11歳の時にNBC, 12歳の時にはニューヨーク・フィルを
指揮したという、まあ、神童ですね。後にイタリアに渡って学んだ、
従って、オペラも随分指揮しました。

カラヤン亡き後、音楽監督はマーゼルだと噂されていたのですが、
その地位はクラウディオ・アッバードに取られてしまった。で、彼は
かなり気を悪くして、ふてくされたりしたのだそうです。
まあね、音楽家と言えども、モーツァルトだって高い地位を欲しがり
ましたものね。

しかし、200のオーケストラを指揮し、7万回のコンサート、300枚の
レコード録音、時にはヴァイオリンを弾きながらの指揮、と、
なかなかなものですね。

大変な読書家の上に執筆もしました、ブログを持っています。
本を書いたという話は聞きませんね。
プラトン、マクベス、スタンダールの赤と黒、カラマーゾフの兄弟、
ピランデッロ(イタリアの作家)を愛読したそうです。
「読書は私の脱線を妨げ、ストレスと嫉妬の私達の世界を壊し
さってくれる、毎日身に着ける偽善と失望のヴェールを破り捨てて
くれる」、のだそうです。

プッチーニを大変愛していました。「彼の描いたマダム・バタフライ
-蝶々夫人のけがれなさのように、清らかさを人間の心に織り込んだ
作曲家は他にいない。毎日の私達の凡庸さを粉々にしてくれる」

イタリアでは偉大な指揮者をもっと招致するべきだ、そうです。

夏の風の神

ドビュッシーの音楽です。
「夏の風の神」これでヒットしますよ、良かったら
聴いてみてね!
おばさんのお薦めです。
1897年から98年にかけて、ビリティスの3つの詩に
ドビュッシーが作曲しました。
 Bilitis Debussy
La Flute de Pan(パンの笛)

ナイアードの墓
 (フランス語の綴りは違ってます、辞書見てね)
この中の「パンの笛」です。

1900年に12曲からなる
詩の朗唱とパントマイム、音楽が合体した「パンの笛」
これとは関係がないです。

1914年にピアノ連弾のために「6つの古代碑銘」と題して
再作曲しました、Pour invoquer Pan, dieu du vent d'été
「パンへの祈り、夏の風の神」 これを
後に指揮者のアンセルメがオーケストラ編曲しました。

ディビッド・ハミルトン監督、フランシス・レイ音楽の
「Bilitis」という映画もあります。大分昔の、
フランス映画ならではの
複雑な男女、人間関係を描き、女性間の愛を
テーマにした映画です。

で、ドビュッシーに戻ります。「夏の風の神」は東洋の
5音階、全音階を用いた、大変日本風な、そして
爽やかな音楽です。

ドビュッシーという人はとても内気で、あれやこれや心中を
語らない人だったそうです。
彼自身が「言葉が表現する力を失った時から音楽が始まる」
「イタリア・オペラのように、登場人物の感情を全て、
歌うメロディで表現するのはありえない」
と言っていまして、ワーグナー同様、オーケストラに人間の感情を
託しています。

日本人気質と相通じる、簡素、洗練された音楽であり、
墨絵、書道と共通しているのだそうです。と言われれば確かに
そうですね。

しかし、やはりオペラはルネッサンス、バロックのイタリア・オペラが
後のオペラ、音楽の礎となっているので、これは尊重に価しますが、
イタリア・オペラを造って行ったのは、ヘンデルのような外国人が
主であったので、フランスで仕事をしていたリュリ、
美しいオペラ、音楽を、創った人ですが、彼はイタリア人だったので、
まあ、国際的な時代だったわけですね。

一言、言いたいのは全てあれこれ話さなかったのは
ドビュッシーに限ったことではない。
イタリアにいらっしゃる方は良くご存知と思います。
日本人が胸中を話さない、トンデもない!
日本人はストレートに話し過ぎます。まあ、正直なんですけどね。
話術に関してはイタリア人は上を行ってます。
自分を利するような話のもって行き方。
これは学ぶべきでしょうけれど、グランド・トータルを出すと、

国のあり方は日本に学べ、ということになりますわね。

涼しそうな日本風なドビュッシーの「夏の風の神」
お時間があったら聴いてみてください。

ネルソン・マンデラ

ネルソン・マンデラ大統領(1918~2013)
南アフリカの第8代大統領です。
96年前の今日7月18日に生まれました。
アパルトヘイトと闘い投獄され、後にANC(African National Congress)
アフリカ民族会議の副議長となり、南アフリカ大統領となりました。

彼の言葉から、
For to be free is not merely to cast off one's chains,
but to live in a way that respects and enhances
the freedom of others.

Essere liberi non significa solo spezzare
le proprie catene,
significa vivere rispettando e valorizzando
la libertà degli altri.
(伊)
自由とは鎖を断ち切るだけなのではない。
他の人の自由を敬い、活かすことだ。
                 by Mandela

塩村さん、マンデラの言葉でも熟読して、勉強して下さい。
沢山ありますよ。
ムリか・・・・・

続 おばさんの噂話

槍玉に上げるようで申し訳ないのですが、
池田香代子さんのブログを拝見した時に、
女子アナウンサーについて書いてらして、
「女子アナは何故声域が高いのだろう」と、
それを読んだ時に、どうでも良いことを書くわなあ、と
思ったわけですが、チューブで拝見すると
池田さん、女子アナ顔負けのハイトーンですねぇ。

以前「可愛子ぶりっ子」なんて言葉が流行りましたが、
あれ、歳を召した女の方達が流行らせたのではないかしらね。

池田さん、そして常識外なことをお書きになるのですね。
貴女の筆力には感服していましたが、あゝいうことを
言ってしまってはねぇ。安倍首相に対してね。
これは塩村さんへの野次の比ではないでしょう。
よく大問題に発展しませんでしたね。

時に、おばさんは、いつも時間と競走している状態なので、
腹に据えかねると個人的にメールを送るのですが、
あれこれ丁寧に書けません、が、
この小ブログを読んで下さった方達へ、
こちらもお読みになって下さい。

http://blog.goo.ne.jp/inoribito_001/e/a2fcdaaee3d904b42962f1f6599c543f

http://blog.goo.ne.jp/inoribito_001/e/6ff300767d936f77b12e42fd3a6af5e7

お馴染みのBBさんの所でして、
あれこれ思われる方は、こちらに貼ってある、住所に
コメント送って下さい。
それから、ふわふわさんのブログ「2番目の山羊」にも
こちらからお入りになれます。
闘い時かもしれません。

おばさんの噂話

.あれやこれや色々な出来事が起こっていますが、
少々関係のない雑感を・・・
おばさんの井戸端一人言です。

人の数だけ文章はあり、それぞれ価値があり、
それぞれ魅かれるものがあります。
感心したり、ため息をついたりして読む時もあります。

際だって心惹かれたのは、今年1月頃にネットで出会いました、
ドイツ文学翻訳家の池田香代子さん。
音楽、オペラに関して私よりも深く洞察なさっている、
負けたな、と思いました。
加えて素晴らしい筆力に舌を巻きました。
理路整然とした、しかも流麗、華麗な筆致、
当に魅了されました。で、慌てて動画を拝見しましたら
あまりの訥弁に驚きました。
書く程にはお話出来ないんですね。(三拝九拝、池田さん)

私を魅了して止まないのが櫻井よしこさん、洗練、気品、
華やかさに加えて、あの流暢なお話ぶり。
何と聡明な、唯一無二の方かと思うわけですが、
彼女のコラムなど読ませて頂くと、これが、
読みにくい。解るけれど、魅かれるものが何もない。
(三拝九拝致します、櫻井さん)

人それぞれ得手不得手があるのですね。
と、外野で、のうのうと好きなことを言う私。

時に池田香代子さんは左の方です(保守ではないです)
その思想は相容れません(私とは)
文章が人の数だけあるように、世界観、思考も又、
人の数だけありますものね。

おばさんの噂話でした。
それでは待っててね! 私のゴルトムント、ゴルティー・・・

プロフィール

Author:ミルティリおばさん
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イタリアに住むこと30と数年、
猫と2人暮らしのおばさんです。
翻訳フリーランサーです。
翻訳なさりたいテキストをお持ちの場合
メールにてお知らせください。
英語とドイツ語はネイティブ翻訳者との
コラボです。

2011年来、若かりし頃のジャッキー・チェンに夢中です!
お気が向いた時にいつでもいらして下さい。
お気付きの点があったらコメントして下さい。
あなたのお好きなことも自由に書き込んで下さいね!

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