10
1
2
3
5
6
7
8
10
11
12
13
14
15
17
18
19
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
   

ナブッコドノソール

ロンコーレからミラノに移り、
質素な家に住んでいた若いヴェルディ、
23歳でマルゲリータと結婚しました。
(早い結婚でしたね)

やっとオペラを依頼されました。
悲劇「オーベルト」と喜劇の「一日王国」です。
fiasco (大失敗)・・・でした。
時を同じくして2人の子供、娘と息子を失いました。
「一日王国」のスカラ初演の前日には息子が
亡くなってしまいました。その上、妻にも先立たれてしまった。
マルゲリータは脳炎で亡くなってしまったのです。

悲嘆に暮れるというより、落胆の底に落ちたヴェルディ、
「音楽はもうやめた!」
ミラノで人知れずに生活のための力仕事をする彼。
怒り、恨み、それにも増して果てしない孤独感。
ある日、もう決して音楽は書かないと頑なに拒む
ヴェルディのもとに歌劇場支配人の
バルトロメオ・メレッリがやってきました。
強情なヴェルデイのポケットにテミストクレ・ソレーラ作の
オペラの台本を押し込んだ。

興味のない彼は家に帰ってテーブルの上に乱暴に台本を投げ出した。
と、数枚が床に散らばり落ち、彼の目に止まったのは
第3幕4場の詩の数節、"Va' pensiero sull'ali dorate"
でした。この詩が彼の境遇に重なった。彼の片意地を払いのけ
閉じ込められた創作エネルギーが沸き上がって来ました。
「ナブッコドノソール」の創作の始まりです。
ナブッコが彼を取り戻しました。
毎日、少しずつ、一行、一節ずつ作曲して行きました。

初演が1842年3月のスカラです。主役を歌った
ジュゼッピーナ・ストゥレッポー二は後に彼の奥さんになります。
ペッピーノも言うとおり、彼の作曲家としての活動は
「ナブッコ」から始まりました。

「ナブッコドノソール」というのはバビロニア王の名前です。
省略してナブッコと言われます。
紀元前6世紀、エルサレムはナブッコに征服されました。
ナブッコは旧約聖書のネブカドネザルが原型です。
ナブッコの次女フェネーナを人質に取っているエルサレムの
指導者ザッカリアは結構強気なのですが、エルサレム王の甥、
イスマエレと人質の娘は相思相愛(これはアイーダと似ていますね)
結局2人が原因でエルサレム人(ユダヤ人)達はバビロニアに
捕虜として強制連行されてしまいます。

次女を次期王に着かせたいナブッコに怒り嫉妬した長女の
アビガイッレはナブッコの留守中に捕虜達とフェネーナを
無き者にしようと目論む。そこへナブッコが突然戻るのですが、
彼女は父親さえ倒そうとします。
戦争花やかなりし頃とはいえ、何とも怖ろしい事態ですね。
アビガイッレは父親たちバビロニア人と戦うことになります。

フェネーナとイスマエレが斬首されようと斧が振り上げられた
まさにその時にナブッコが阻止します。
ユダヤ人を解放し、ユダヤ教に改宗します。
ザッカリアに導かれフェネーナもユダヤ教に既に改宗して
いたのでした。
アビガイッレは自死。
相思相愛の2人は結婚を許されます。
やはり、めでたしめでたし、という事になります。

オペラという形式として観ると、音楽を中心に据えて観ると
良い作品ではあります。
何よりもペッピーノのオペラ誕生記念作品です。
当事は、それまでのオペラにはないドラマチックな内容で
激烈な音楽と評されましたが、好評ではあったわけです。
Secre

プロフィール

Author:ミルティリおばさん
FC2ブログへようこそ!
イタリアに住むこと30と数年、
猫と2人暮らしのおばさんです。
翻訳フリーランサーです。
翻訳なさりたいテキストをお持ちの場合
メールにてお知らせください。
英語とドイツ語はネイティブ翻訳者との
コラボです。

2011年来、若かりし頃のジャッキー・チェンに夢中です!
お気が向いた時にいつでもいらして下さい。
お気付きの点があったらコメントして下さい。
あなたのお好きなことも自由に書き込んで下さいね!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

リンク

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR