10
1
2
3
5
6
7
8
10
11
12
13
14
15
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
   

行け、我が想い

「ナブッコ」の第三幕(パート3)第4場で、
捕虜となり鎖に繋がれ強制労働をさせられている
エルサレム人(ユダヤ人)が故郷を偲んで歌います。

Va', pensiero, sull'ali dorate,
va', ti posa sui clivi, sui colli
ove orezzano tepide e molli
l'aure dolci del suolo natal!

  暖かく風の香る
  我等の大地へ、想いよ、
  金の翼に乗って飛んで行け、
  山々と丘の上で翼を安めよ

Del Giordano rive saluta,
di Sionne le torri atterate...
Oh mia patria sì bella e perduta!
Oh membranza sì cara e fatal!

  ヨルダン河の岸辺も
  シオンの打ち砕かれし塔もさながら
  斯くの如く愛しく痛ましい思い出よ!
  失いし美しい故郷よ!

Arpa d'or dei fatidici vati,
perché muta dal salice pendi?
Le memorie nel petto raccendi,
ci favella del tempo che fu!

  お前、偉大な詩人を導くムーサよ、
  何故、何も話さず嘆きの中に留まっているのか?
  我等の胸に想い出の火を灯し、
  過ぎ去りし日々を語り給え!

O simile di solima ai fati
traggi un suono di crudo lamento,
o t'ispiri il Signore un concento
che ne infonda al patire virtù!

  嗚呼、苛酷な宿命のソリーマの如く
  お前の声は嘆きを歌う
  この苦しみの中で神に導かれるお前の詩が
  我々の勇気とならんことを!

宮廷の言葉で、古語で書かれています。
台本は上から3行目のtepide、
tepide ではなくlibere だったのですが、ヴェルディが
変えたのです。エルサレムはシオン山の上に築かれた町です。で、
シオンの塔というわけです。
ソリーマはギリシャ語の呼び方で、エルサレムのことです。

suolo natal   故郷  祖国
concento     音楽
virtù       勇気
です。
比喩で書いてありますのは
Arpa d'or    黄金の竪琴、ミューズです。
salice      柳の木、これは悲しみ、嘆き です。

1815年からオーストリア支配下に置かれていた、
ロンバルディア、ヴェネツィアがイタリア統一運動の際に
この歌を歌って鼓舞、奮闘し、
やがてイタリアの第二国歌になりました。


  

    
Secre

プロフィール

Author:ミルティリおばさん
FC2ブログへようこそ!
イタリアに住むこと30と数年、
猫と2人暮らしのおばさんです。
翻訳フリーランサーです。
翻訳なさりたいテキストをお持ちの場合
メールにてお知らせください。
英語とドイツ語はネイティブ翻訳者との
コラボです。

2011年来、若かりし頃のジャッキー・チェンに夢中です!
お気が向いた時にいつでもいらして下さい。
お気付きの点があったらコメントして下さい。
あなたのお好きなことも自由に書き込んで下さいね!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

リンク

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR