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パパ・フランチェスコと聖フランチェスコ

私はイタリアには長く、イタリアを好きですが
イタリア国籍を取得していないので参政権はありません。
参政権を得られないのは当然だと思います。
それで良いと思っているわけです。
国籍なしでもそれなりの便利さはありますから。
イタリアでの権利を主張するなら、先ずイタリアの
国籍を得るべきだと思うわけです。
この国は排外的ではありません。
政治に関与したいならこの国の国籍を
取得すべきでしょう。
国家が、政府がと、(イタリア政府については話すに
及ばないし、私は政治をブログで話したくないので)
叫ぶ前に先ず自分がこの国に溶け込んで、少しでも
この国の利益になることを考えるべきと思うわけです。
その利益は自分に戻って来るのですから。

しかし一言、国の価値は現在に於いて測られるべきです。
シリアに敏感な米屋さんはチベット、ウイグルに関しても
敏感であるといいですのにね。

さて、ベルルスコー二で喧しいイタリアも
今日は聖フランチェスコの日で、バチカンの
パパ・フランチェスコが早朝、ヘリコプターでアッシジに
やって来ます。一日中アッシジで過ごし、今夜の七時過ぎに
ヘリでバチカンへ帰ります。

「ナルチスとゴルトムント」サイトで知りました、
とても若い作家の方がブログで、
「知と愛、またはナルチスとゴルトムント」
というレビューを書いていらっしゃいます。
ヘッセがお好きのようで幾冊かの興味深いレビューを
読ませて頂きました。
是非御覧下さい。

「郷愁(ペーター・カーメンチント)」についても
書いてらっしゃいます。
「郷愁」はヘッセ29歳の出世作で、後のヘッセ作品が
凝縮して書かれています。ヘッセの小説はこの作品の
延長線上にあるのではないかしらね。
雲の描写は美しい、有名な描写でしょう。

主人公の駆け出しの作家、ペーターが友人リヒャルトの
提案とおごりでイタリアを旅する場面があります。
ペーターは少年時代から夢見て憧れていたイタリアへの旅が
現実となり不安と歓喜に心がこの上なく高鳴ります。

ヘッセはイタリアを愛していました。

ミラノに到着し、ジェノヴァでは青い海原に感嘆する。
軽快で陽気な無邪気なトスカーナが彼の前に現れ
フィレンツェ、フィエーゾレ、プラート、と見て回ります。
友人はそこに留まり、1週間ほど1人でウンブリアを旅します。

緑豊かなウンブリアの丘を歩き、
heiligen Franz(聖フランチェスコ)と共に道を辿った。

Mir ist immer, als seien diese acht Wandertage
in Umbrien die Krone und das schöne Abendrot
meiner Jugendzeit gewesen.
 ウンブリアを歩いた1週間は青春時代の私の冠で、
 美しい夕映えだった。

神の慈悲深い目を見つめるように、明るい春景色が
いつも心の中の泉のようにあふれて来るのでした。

Im Umbrien war ich Franz, dem "Spielmann Gottes",
verchrend nachgegangen,
 ウンブリアで「神の楽人」、フランチェスコを讃えながら
 足跡を追った。

ヘッセはサン・フランチェスコを讃えて愛していました。
「郷愁」のイタリアを旅する場面だけ切り取っても美しい!です。
(切り取っても、という言い方は神無悠樹さんの真似です)
是非お読みになってみて下さい。

フランチェスコ教皇様、もうすぐバチカンをお発ちになりますね。
アッシジでの良いご滞在を! 


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プロフィール

Author:ミルティリおばさん
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イタリアに住むこと30と数年、
猫と2人暮らしのおばさんです。
翻訳フリーランサーです。
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メールにてお知らせください。
英語とドイツ語はネイティブ翻訳者との
コラボです。

2011年来、若かりし頃のジャッキー・チェンに夢中です!
お気が向いた時にいつでもいらして下さい。
お気付きの点があったらコメントして下さい。
あなたのお好きなことも自由に書き込んで下さいね!

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