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ローエングリンとオルフェウス

高天原に五柱の神々がお生まれになった後に、
イザナギ(伊邪那岐神)とイザナミ(伊邪那美神)が
お生まれになりました。男と女の神様です。
お2人は天の浮橋に立って沼矛で、油のように漂う国を
かき回すうちに、滴る雫が積もってオンゴロ島になりました。
お2人はそこに下りて結婚し、14の島々と35柱の神を産みます。
最後に火の神を産んで火傷したイザナミは亡くなり
黄泉の国へ行ってしまいました。
イザナギは大変悲しんで妻の後を追って黄泉の国に出かけます。

「戻っておいで、お前がいなければ私は生きて行けないよ。」
「あなたと共に参りますから、そこへ行くまで決して私を
見ないでね。」
待っていたのですが、待ちくたびれたイザナギは
「何をしているのだろう?」と妻をそっと覗きに行きます。
ヒョエ~ッ! わ、私の妻は恐ろしい姿になっている!
こ、怖い!
「見るなと言うたに何故見たんだ? 裏切り者め!」
イザナミは逃げる夫を醜女と共に追いかけます。
「待てーっ!」
「うわぁ、助けて!」
やっとこさっとこ黄泉の国と神の国との間に大きな岩を置いて
逃げ出しました。岩の向うでイザナミが
「お前の処で生まれる子供を毎日千人ずつ亡き者にしてくれよう」
「ならば私は千五百人ずつ生んでくれる」

ここまで来ると、これは悲劇でなく喜劇ですね。
西洋にも似た話がありますが、日本の神話、古事記は
楽しいと言ったら言い過ぎですが、滑稽さがありますよ。

エロス(キューピッド、神)とプシュケー(人間の女性)、
ローマ神話ですが、夫婦になった彼らの間にも見てはいけない、
という禁断が存在します。夜、エロスの寝顔を決して見てはならない、
禁止事項に反してプシュケーは見てしまいます。
この話は最後はめでたし、です。

ギリシャ神話のパエトーンはアポローンの息子でした。
オルフェウスも又アポローンの息子でした。
オルフェウスの場合は父さんが2人、オイアグロスという説も
あります。母さんはミューズ(9人の芸術の女神)の1人である
カリオペです。
従ってオルフィーは音楽の達人、竪琴の達人、いえ、達神ですか。
竪琴を鳴らしながら詩を歌えば、神も人も魅せられ、小鳥も石ころも
彼の後を追い、川の水も流れを止めてその詩に聴き入ったのだ
そうです。
ある日エウリュディケ(妖精)に恋をしました。
結婚したお2人は仲睦まじく暮らします。所が、エウリュディケは
毒蛇に噛まれて黄泉の国へ行ってしまいました。
嘆き悲しむオルフェウス、
「そうだ! エリを取り戻しに行こう!」

黄泉の国の王ハーデスは「エリを連れて帰れ、しかし1つだけ守れよ、
地上に着くまで決して彼女を振り返ってはいけない。
2度まではわしはお前の頼みを聞けんぞ」
エウリュディケは彼の後からついて来るのですが、
背後に妻の気配が感じられない、「おかしいな、本当について来てる
のかな?」疑惑がオルフィーの中に膨れ上がります。そして、
とうとう地上にもう1歩という所で振り返ってしまった。
エリはいた、でももう彼の手には2度と帰らなかった。

オルフェオとエウリディーチェ、
多くの作曲家がこの話をオペラにしています。
ペーレの「エウリディーチェ」は、フィレンツェで
メディチ家のマリア姫とフランスのアンリ4世の結婚祝いの為に
上演した、最古のオペラです。
結婚式祝オペラですからオルフィーとエリは何事もなく地上に戻り
めでたしめでたし!です。
ストラビンスキーのバレー曲「オルフェオ」
リストの交響詩「オルフェオ」
「黒いオルフェ」という映画もありますね。
随分モテるのね、オルフィー。

書き切れなくなりました、又明日ね!
おやすみオルフィー。
Secre

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Author:ミルティリおばさん
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猫と2人暮らしのおばさんです。
翻訳フリーランサーです。
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コラボです。

2011年来、若かりし頃のジャッキー・チェンに夢中です!
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