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ナルチスとゴルトムント

宗教というのは、前にも書いたかと思います。
信仰する人如何なのですよね。
「種まき人が種をまき、種の幾つかは道に落ち、
鳥に食べられてしまった。他の種は岩地に落ちて
水がなく枯れてしまった。茨の中に落ちたものは
茨に邪魔されて育たなかった。
しかし良い地に落ちたものは、
30倍、60倍、100倍の実を結んだ。」
  マタイ、マルコ、ルカ、共にキリストの
種まき人の譬えについて書いています。

キリスト教は根本的に男の宗教です。
女は頭になってはいけない、公の場で
発表するようなことをしてはならない、
男(夫)に従いなさい、と、聖書に記されています。

マンマ・テレーザ(マザー・テレサ)
あれやこれや言われていますけれど
(少なくとも)私には彼女の真似は出来ないです。
日本に来た時に、
「日本では豊かな物質に溢れている割には
心が貧しい」
などと、とんでもないことを言って帰りましたが、
日本での実入りが少なかったのでしょう。
しかし、その御金を彼女はインドのために
使いたかったのでしょう。遮二無二自分の為に
金集めをした、と言われてもいますが、

イタリア人にも、彼女はそれ程好かれていないです。
バチカンに、つまり教会に無心ばかりしていた、
自分達の御金を! という風でしょうか。
まぁ、病む人々のために無心したのではあったのですが。

大きな組織のカトリックだからこそ出来た
”神のみ業”でしょう。

私も色々な面で教会に助けられました。
カトリックに改宗するつもりは毛頭ありませんが、
仏教では到底、何もしてくれなかったでしょうことを
カトリック信仰者にして頂きました。

ですから悪辣、残虐(大分昔のことですけどね)な
宗教と一括りには出来ません。
カトリックには、カトリック教徒には、
”人助け”という ”人を救う”という概念(遺伝子)も
組み込まれているのです。
生活保護の他に「カリタス」という教会直結の組織があり、
運営が思わしくない経営者や生活に困窮している人々に
手を差し伸べています。

話が変わりますが、今東光さんや瀬戸内寂聴さんは、
日本だからこそ現れた人達でしょうね。
(考えられねぇ) 頭を剃っても、その後、何でも出きるというのは。
仏教がいい加減な宗教だからでしょうね。

まぁ、仏教もキリスト教も、宗教というのは突き詰めて行くと
同じ、と言ったら怒る人もいますか。
カトリックの場合は現在では、権力と金力が形骸と言ったら
言い過ぎですね、伝統形式になってしまっています。

Siebzehntes Kapitel 17章
"Gelobt sei Jesus Christus",
sagte der Pater und setzte den Leuchter auf den Tisch.
Murmelnd responsierte Goldmund, vor sich niederstarrend.

「イエス・キリストは讃えられてあれ」
神父は言い、卓子の上に燭台を置いた。
ゴルトムントはうつむいたまま口ごもるように答えた。
 
 何と答えたかをヘッセは書いてないですね。
 書く必要はない、カトリック信徒間では習慣です。
 "Immer gelobt sei" 「いつも讃えられてあれ」
 とゴルトムントは答えたのですね。

Der Geistliche schwieg. Wartend stand er da und schwieg,
bis Goldmund unruhig wurde und seine Augen forschend
auf den Mann richtete, der vor ihm stand.

 神父は何も言わなかった。ゴルトムントが焦燥にかられて
 尋ねるように彼に目を向けるまで黙って立っていた。

 ゴルトムントは、神父がマリアブロンの法衣を纏っている
 ばかりでなく、院長の記章を付けていることに動揺した。

Und nun blickte er dem Abt ins Gesicht.
Es war ein hageres Gesicht,
fest und klar geschnitten, mit sehr dünnen Lippen.
 
彼は院長の顔を見つめた。細い顔だった。
 大変薄い唇の、堅固で澄んだ顔だった。

Es war ein Gesicht, das er kannte.
  彼の知っている顔だった。

Wie verzaubert blickte Goldmund in dies Gesicht,
das ganz von Geist und Wille geformt schien.

 魅惑されゴルトムントは、
 知と意志によって形造られたその顔を見つめた。

Mit unsicherer Hand griff er nach dem Leuchter,
hob ihn auf und näherte ihn dem fremden Gesicht,
um die Augen darin sehen zu können. Er sah sie,
und der Leuchter zitterte in seiner Hand, als er ihn
zurückstellte.
"Narziß!" flüsterte er kaum hörbar.
 
危なげな手で燭台を掴んで持ち上げ、
 見知らぬ人の目を確かめるために
 その顔に近づけた。彼は見た!
 卓子に戻す燭台の炎が彼の手の中で震えた。
 「ナルチス!」 聞き取れないほどの
 声で彼は呟いた。

   原文では”燭台”だけです。
   ”炎”というのは、意訳過ぎになってしまう、
   かどうか。

総督の愛人に手を出した(あなたも好きね)
ゴルトムントは城の地下に捕えられ、明日死刑執行だ、
神父が最後の聴罪にやって来る、その神父を
亡き者にしてしまおう、神父に成済まして逃げるんだ、
と、企てていたのに、神父がマリアブロンの法衣を纏って
来たものだから番狂わせになってしまった。
神父はゴルトムントを救うべくやって来たナルチス、
その昔、愛して慕ったナルチスとこんな所で、
再開するなんて・・・

Webで沢山の方と巡り合え感謝していますが、
ヘッセを読んで(拙い)翻訳をしているうちに
酸素をたっぷり含んだそよ風を呼吸しているような
気分になりました。
先ず初めに、私はジャッキー・チェンとヘルマン・ヘッセを
書きたかったからブログを始めたのです。
手際が良くない、とは思いますが力をお貸しください、
ヘッセ匠、ナルチス神父様、マイスター・ゴルトムント。

この後(恐らく2年後でしょう)、
ディヴィーナ・コンメディア(神曲)も拙いながら是非、
と考えています。
 






Danke schön

Vielen Dank!
久しぶりにトキメキました。
Ich warte darauf mehr.

Re: ようこそ!

Willkommen auf meiner Seite!
Ich werde "Narziß und Goldmund" auch weiterhin
zu schreiben.
引き続き書きたいので、
Warten Sie auf mich bitte, vorerst bis Ende November.
11月末までお待ちくださいね!
お気付きの点がありましたら、ご指摘ください。
それでは、Gut so Sonntag!
Secre

プロフィール

Author:ミルティリおばさん
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イタリアに住むこと30と数年、
猫と2人暮らしのおばさんです。
翻訳フリーランサーです。
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メールにてお知らせください。
英語とドイツ語はネイティブ翻訳者との
コラボです。

2011年来、若かりし頃のジャッキー・チェンに夢中です!
お気が向いた時にいつでもいらして下さい。
お気付きの点があったらコメントして下さい。
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