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ナルチスとゴルトムント その6

ナルチスはムント君に惚れ込んでいたのですが
時折ナルチスが自分を嘲笑するように見るので
何か大きな理由があるのだろうけれど、それが分からずに
ムント君は捕らえられないナルチスとの友情が悲しく
あやふやなものに思われるのでした。

何ヶ月かが経ちましたが2人の間には張りつめた大きな弓
があったのでした。

突破口を開けたナルチス君、
「君がまだ告解(懺悔)出きる叙階を受けていないのが
残念だ。聴罪司祭は喜んで君の告解を聞くだろう、でも
僕は司祭にそれを話す勇気がないんだ。」
慎重に巧妙に話を続けます。
「君は憶えているだろう、君が病気に見えたあの朝を。
君は病気じゃなかったんだね。僕は本当に途方に暮れたんだ。」
「あなたが途方に暮れた?途方に暮れたのは僕でした。
あなたの前で子供のように泣いてしまった、恥ずかしくて僕は
あなたの前にはもう出ないと思ってました。」

2人の会話はdu(君、お前)家族、友達の間で使うの、
で、イタリア語だとtuになります。
ヘッセはduで会話させてます。
高橋健二さんは確かゴルトムントにナルチスに対しては
Sie(あなた)と敬語を使わせていますよね。
ナルチスが先生であることを配慮したのでしょう。
高橋先生、ここ上手です。恐れ入ります。
もっと言うとSie(イタリア語でlei)
leiとtuの間にはvoiという2人称丁寧語がありまして
イタリアの訳者の方はダニエル院長への呼称はvoiと言わせています。
丁寧語としてのvoiは古語でもう使いません。
もう1つ言うと、lei以上の敬語にはEllaがありますが
これももう使いません。
ということを書いてるから先に進まないですね。
でもイタリア語を勉強してる方もいらっしゃるかなあ、と思って。

2人の会話の続きを又近いうちに書きます。



No title

実は、ここが面白いです。
イタリア語に敬語があるなんて知りませんでした。
使わない古語とかをあえて使うとしたら、またちがう語感を感じられるのでしょうね。
日本語だと今は「貴方、君、お前」とありますが、カタカナで書くとまた語感が変わります。
でも最近の外人、特に欧米人の人はほぼ完璧に感じ取って使いこなしているのでビックリです。

訳せない言葉ってたくさんありますが、説明が入ると想像しやすくなります。

Re: No title

中国語にも勿論、敬語がありますのでしょうね。
中国語を学びたくて、先生も確保してあるのですが
時間が確保出きませんで、
ゆっくりやってみます。
そして今は何語であってもPCで勉強出きますね。

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Author:ミルティリおばさん
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