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カヴァレリア・ルスティカーナ

ピエトロ・マスカー二の、
カヴァレリア・ルスティカーナ
19世紀後期のシチリアの一地方が舞台の、ヴェリズモ・オペラです。

シチリアの歴史は話せば長くなることなので、
またの機会に。
シチリアや南イタリアで女性に求められた貞操、貞潔は大変なもの。
日本の武家制度時代の婦人も顔負け、
しかし、日本では武士階級を除けば大らかでしたね。
いったい、日本は恋愛至上主義に近いのではないですか。
日本人に飽き足らず、イタリアまで来てちょっかい出す人が
ひと頃、結構いましたね。で、言うにこと欠いて
「イタリアの男はプレイボーイだ」とか。
莫~迦、真面目な男は、
良家の男はやたらに女に声なぞかけないよ。

さて、おばさんのお好みではないメロドラマ、
4角関係の破傷沙汰で終わるカヴァレリア・ルスティカーナを
細切れにしましょう。 音楽は佳いです(えらそうに)。
時は春、復活祭の日の、1日で終わってしまうドラマです。

https://www.youtube.com/watch?v=IRTwe4cM6dA
 オペラの幕が開く前にトゥリッドゥがハープの伴奏に乗って
 ローラへの想いを歌います。


https://www.youtube.com/watch?v=8W6bHCInvpg
 幕が開きまして、農民男女の合唱。
 畑の端でオレンジが匂い、雲雀が歌う
 金色の小麦の穂の間をぬって聞こえてくるのは
 糸巻きの音。
 と、これはのどかできれいな詩です。
 この詩だけいつかエントリしてみます。

https://www.youtube.com/watch?v=2EGbMm5UqJs
 復活祭ですので、キリストを讃えての合唱と
 サントゥッツァの独唱です。
 見事な合唱曲です。ポリフォニーとホモフォニーを
 組み合わせています。

今日はここまでね。
また明日、か明後日に。

https://www.youtube.com/watch?v=x6uhQA0vojE
Voi lo sapete, o, mamma
 トゥリッドゥとローラは結婚の約束を交わした仲なのに
 兵役務めをしている間にローラはアルフィオ(馬方、馭者)と
 結婚してしまい、軍役から戻って来た時には既に人妻でした。
 19世紀末に、しかしイタリアで何の戦争があったのだろう。
 イタリア独立戦争は終わり、日本ではご維新も終わり、
 第一次世界大戦にはまだ間があるし、トゥリッドゥは何の戦争に
 行ったのでしょう、まあ、いいや、劇だから。
 トゥリッドゥは当てつけに、というか気を紛らそうと村の娘、
 サントゥッツァに手を出した。でもローラを忘れられず、ローラも又
 夫の目を盗んで2人は逢引を続け、それはサントゥッツァの
 知るところとなりました。
 「おっ母さんも知ってるでしょう」と、
 悲しみに暮れるサントゥッツァはトゥリッドゥの母親で
 居酒屋の女将さんをしているマンマ・ルチーアに
 打ち明けます。よく知られたアリアです。
 
https://www.youtube.com/watch?v=8Wq5v1A6ffw
  Duo
 サントゥッツァとトゥリッドゥの2重唱です。
 サントゥッツァ役の歌手が太り過ぎていて
 トゥリッドゥのお母さんのようにみえますねぇ。
 声も豊かです。昔の歌手は太っていました。

https://www.youtube.com/watch?v=SY64L7qCRIk
 Duetto Santuzza e Alfio
 トゥリッドゥに突き飛ばされて
 「お前には呪われた復活祭になれ!」と叫んだ
 サントゥッツァの前にアルフィオが現れます。
 憤りと口惜しさからアルフィオに全てを話す
 サントゥッツァ。
 これは憤っていてもいなくても話すべきでしょう、
 事実なのだから。

 「恥を知らない奴らめ!復讐じゃ!」
 
https://www.youtube.com/watch?v=SchbQBPXrqs
 Intermezzo
 百田尚樹さんがこの曲を聴きながら涙して小説を進めたという。

https://www.youtube.com/watch?v=Ty2U6r8akyQ
 Brindisi 乾杯
 トゥリッドゥはミサが済んで教会から出て来る友人知人を
 居酒屋に招いて葡萄酒を振る舞います。
 きらびやかな乾杯の合唱です。
 そこにアルフィオが現れ、トゥリッドゥの耳を齧ります。
 決闘の申し込みです。

 ユダがキリストの耳にキスして、それが役人に知らせる
 合図となるわけですが。

 トゥリッドゥはこの挑戦を受けて立ちます。
  
https://www.youtube.com/watch?v=OuEoC9xrAfk
  Mamma, quel vino è generoso, e Finale
 おっ母さん、おっ母さん、葡萄酒に酔わされてしまった、
 ぼくに何かあったら、サントゥッツァを頼むよ。
 彼女に約束したんだ、結婚式の祭壇に連れて行くと。

 心配する母親をよそに出て行って、暫くすると
 騒ぎが起こり、
 「トゥリッドゥが殺された!」
 
https://www.youtube.com/watch?v=Naya-NIwFcQ
同じくMamma とFinale
 マリオ・デル・モナコです。

https://www.youtube.com/watch?v=kUYk5VksELs
 ついでに、やはり偉大なテノールの
 ベニアミーノ・ジーリです。
 デル・モナコの前の世代です。デル・モナコは
 やはりオテッロやラダメス、屈強で華やかな役柄が
 似合っていますね。

ジョヴァンニ・ヴェルガ(1840~1922)
シチリア、カターニア出身の小説家です。
ヴェルガの原作がもとになっています。

小説ではオペラの主役サントゥッツァは小さな役割で、
シチリアの過酷な風土や習慣と3角関係を描いています。
マスカー二の音楽は生温かい、と評した作家もいますが、
「カヴァレリア・ルスティカーナ」はマスカー二の音楽によって
一躍世界に広まりました。

お今晩は。

ゼフィレッリ監督ですね、3番目の合唱曲は。大変多い人数を駆り出していますよね。こういうの見ると圧倒されます。
日本でもこのオペラを見たことがあります。やっぱり日本人がやると真似事ですね。1,2曲のアリアを歌えばわりあい声を持っていても、通しのオペラは声が乏しいのがあからさまになります。いや、日本人へのヘイトじゃないですよ。文化が違うんだし。
A.GIDOさんが言うように声もだし、歌ではなくて本質的に違うんですよね。

お早うさん

4年間で全てを詰め込まれるものだから
音楽の知識はある程度身についても、

関口宏がマリア・カラスに
「ドイツ・リートは歌わないのか?」
ということになってしまうわけです。

林康子が昔、ワーグナー・オペラに招かれた
けれども歌いに行かず、日本の音楽評論家から
不評を買いまして、私も
「まあ、勿体ない」と思ったのですが、
後年よく分かりました、彼女が
音楽家の良識のあることが。

ビートルズはユダヤ人によって形づくられた
ミュージシャンです。
司馬遼太郎が「街道を行く」の中で、
来日したビートルズにインタビュアーが
「ベートーヴェンをどう思うか?」と尋ねた、

何と馬鹿な質問するんだ、と言っていますが、
これは私はバカな質問ではない、
音楽家としての関心事に興味を持った質問だ、と
了解しました。

勉強というのは、本質に融解(合流)するための学び、と
思っております。
真似ごとを通り抜けて、どこかに行き着くのか、
どうかは分かりません。

良い返信ではないかもしれませんで、
申し訳ないです。

こんばんは

先達て”ドラマチック古事記”に行ってきましたよ。
なんつったらいいのか、
日本人は(俺もな)見せることがうまい。レコーディングでどこまで、いつまで残り、聞いてもらえるしろ物かは判別できないが、見て楽しい。目を奪われる舞台でした。
ところでベニアミーノ・ジーリは一級のテノールだと思います。録音も粗末な時代に、歌唱力がよくこれだけ伝わって来る。残念ながら今はこれだけの声楽家はいないでしょう。

今日は。

3壮大な舞台だったようですね。
良かったね、佳いものを観ることができて。

サバティー二やマッテウッツィ、グリゴーロなど
他にも沢山のテノールがいますけれど、
昔の歌手とはオーラが違いますしねぇ、
美声だけで歌っているような。

古き良き時代でした、ジーリの時代は。
舞台を知りませんが、細やかな情感が
伝わって来ますね。

また、いらしてくださいね。
Secre

プロフィール

Author:ミルティリおばさん
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イタリアに住むこと30と数年、
猫と2人暮らしのおばさんです。
翻訳フリーランサーです。
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英語とドイツ語はネイティブ翻訳者との
コラボです。

2011年来、若かりし頃のジャッキー・チェンに夢中です!
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