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ナルチスとゴルトムント

マルチェリーノ パンと葡萄酒
マルチェリーノはいたずらしながらもみんなに
可愛がられて5歳になりました。
ある日修道士さんの1人が彼に言います。
「屋根裏部屋に行ってはいけないよ。怖いおじさんがね、
お前をさらって行ってしまう。」その言葉は図らずも
当たったのでした。彼は好奇心から屋根裏に行きますと
十字架上のキリストが埃にまみれています。
その痩せた傷だらけの姿を見た彼は毎日のようにパンと
葡萄酒を修道士さんの食事からくすねてキリストのもとへ
運ぶのでした。

マルチェリーノはある時に同年のマヌエルと友達になり
彼のお母さんを見て驚いて羨望します。

キリストと会話するマルチェリーノはキリストの
「パンと葡萄酒のお礼に何でもお前の言う事を叶えて
上げよう」という言葉に「それじゃ僕のお母さんに
会いたい」キリストは十字架から降りて彼を抱き
天国にいる母のもとに連れて行くのでした。
キリストの腕の中で息を引き取るマルチェリーノと
それを見て驚く修道士達、という
元も子もない終わり方というか、何とも悲しい最後
というのか、子供に取ってそれだけ母親は必要なのでしょう、
と言う事を神の御子も知っていたのでしょう、
と解釈する他にないですけどね。

で、ゴルトムント、やっと彼はお母さんを思い出した
のでした。
妻を恥じ、息子に母を恥じさせ、母親を記憶の隅に追いやって
忘れさせ、父親は彼を修道院送りにしたのでした。
息子に母親の罪を償わせるというよりも夫は妻そっくりの
息子といるのが耐え難く腹立たしかったのでしょう、と
いうのは私の解釈です。

ムント君は今、母への想いでいっぱいです。
父権家族社会と母系家族社会では母への憧れ方が
恐らく全く違うでしょう。
「パードレ・パドローネ」というサルデーニャの昔の
映画をご存じの方はご存じでしょう。
あれは極端ですがイタリア、ヨーロッパの父子には
あれが根本にあるわけです。
ただイタリアのお父っつぁん達は子供をとても大切に
可愛がりもしますよ。

給料をそのまま主婦に渡して家庭の財務を全て妻に
管理させるという国は私は日本以外で知りません。
日本経済の発展は実に企業戦士と貯金預金に余念のない
主婦の方達に負う所が大きいと思いますのですが。

ムント君はナルチスによって母を認識したのでした。
彼は変わり、大人になると同時に若返りました。
ナルチスに大層感謝感激しました。
ナルチスはというと見習い期間が終わり、
僧衣をまといました。
今までの優越性から一歩引きムント君と控えめに
接し始めました。

No title

残念です。マルチェリーノは「お母さんを、ボクに会いに来させて」だったらたぶん霊を呼んで会話して終わりだったのに。

「お母さんは別の世界に行っちゃったけど、ちゃんと見てるから、あなたは一人じゃないから、いい子にしてるのよ。」
と聞けば、それで気が晴れると思います。
その一言を聞いていなかったから、さびしかったのだと思います。

私が漫画家なら、「お母さんに会いた........(いや待てよ、もしかするとそれを言うと連れて行かれちゃうかも)」と思い直して上記の台詞を言って元気に育つように描き変えてしまいます。

Re: No title

リメイクをどうも有難うございました。
マルチェリーノには生きて修道士となって
欲しかったです、ならなくっても商人さんとか
学者さんとか漁師さんとかになって
生きて欲しかった。

「龍拳」と「木人拳」のリメイクも
どうも有難うございました。
奥様と法愚には絶対生きて欲しい。
そういえば金剛さんは僧侶の役もするんですね。
Secre

プロフィール

Author:ミルティリおばさん
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イタリアに住むこと30と数年、
猫と2人暮らしのおばさんです。
翻訳フリーランサーです。
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英語とドイツ語はネイティブ翻訳者との
コラボです。

2011年来、若かりし頃のジャッキー・チェンに夢中です!
お気が向いた時にいつでもいらして下さい。
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