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ナルチスとゴルトムント

「お家に帰るの、ゴルトムント?」
とナルチス。
「いえ、帰らない。3年間以上、ここで
勉強しました。僕に取っては充分です。
父は3年間、僕に会いに来ませんでした。
捨てられてしまったみたい。」
だけどこれからどうしようと思って悩む
ムント君なのでした。

ナルチスの僧衣姿を見てみたいけれど
想像するより他はないですね。

「触んないで、僕の髪に!我慢出きないんだ。」
ナルチスは立ち上がって手を後に組み
部屋の中を行ったり来たりし始めました。
「僕の出番は終わった、君はもう弟子は卒業だ。」
「僕たちの友情はあなたの目的の為に存在したのでは
ないでしょう?それだけなの?僕に飽きたの?」
「やめないか、飽きてなぞいないことをよく
知っているだろう。」
彼は友の前で立ち止まり両肩に手を置いて
じっと彼を見つめ、
「よく聞いてね、ゴルトムント、僕は修道士で
誓文を書いた。叙階(神に心身を捧げる)前には
何週間も断食、徹夜、勤行(これ、仏教用語ですけどね)
をする。生徒に教えないし、世俗の話ももう出きない、
君ともね。君の目的の為に同乗は出きないよ、
僕は君の友人で恋人ではないのだから。」
母の声にひたすら耳を傾けろと助言する
ナルチスでありました。

「僕はあなたの邪魔をしてしまったね。」
「ゴルトムント、君程、僕を手助けしてくれた人はいない、
困難は僕の敵ではないのだから。」
「あなたは熱心な修練者を修道院から取り去って
しまった。あなたの良しとする判断で正反対の者を
創ってしまった!」
「君はまだ僕を知らな過ぎる、君が異端説を広めて
修道院に火を放ったとしても僕は後悔しない。」
彼は友人の肩に優しく手をかけました。

髪に触られるのは嫌いでも肩に手を置くのは
好きなのかな、ナルチス? って
ゴメン水注して。
「僕たちに何かが起きた時、君が僕を必要とする時には
僕は必ず君の呼ぶ声に応じるよ。」
ナルチスの言葉は別れのプレリュードのようでありました。
Secre

プロフィール

Author:ミルティリおばさん
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イタリアに住むこと30と数年、
猫と2人暮らしのおばさんです。
翻訳フリーランサーです。
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英語とドイツ語はネイティブ翻訳者との
コラボです。

2011年来、若かりし頃のジャッキー・チェンに夢中です!
お気が向いた時にいつでもいらして下さい。
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