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ナルチスとゴルトムント 追記その2

今日は秋分の日ですね。
Giorno dell’equinozione
di autunno.
昨日からイタリアは秋となりました。涼しくて良い天気が多い、
過ごし易い気候です。
日が大分短くなりましたね。

おばさんは2つ程、間違えた所と書き足りなかった所があります。

ゴルトムントのお父さんは領主の重臣ではなく、
keiserlicher Beamter(独)
funzionario imperiale(伊)
神聖ローマ帝国の役人です。
中世には国、国家という概念はなく、勿論ドイツもフランスも
イタリアも存在しませんでしたが、小説の後の方で
ドイツという言葉が出てきます。今日的に考えてドイツの
地域なのでしょう。
地位のある固い職業の人が果たして踊り子と結婚するのかと
私は勝手に考えておりました。でも、あり得る事ですよね。
原文通りに考えないといけませんね。
ここは俸給に関わる所です。
三拝九拝十二拝です。平に平に。

ナルチスは宮廷風、騎士風の所作をしていたので
ナルチスのお父さんが領主の重臣、あるいは領主、あるいは
騎士だったのでしょう。

それから「ナルチスとゴルトムント」その2で、書き足りなかった
かなと思いますのは、

異国の木(栗の木)の下で石版を抱えた、幾世代もの修道院学徒達が
行き交い、お喋りし、言い争い、笑い、通り過ぎて行った。
2,3年毎にいつも新しい顔ぶれになった。
沢山の学徒達が修道院に残り、見習い僧となり修道士となって、
髪を短く切り、僧衣と紐帯を身に付け・・・
他の学徒達はそれぞれの家、城に戻り家督を継ぎ、あるいは
職人、商人になる者もいた。

髪を短く切り、とヘッセは書いていますが、イタリアの訳者の方は
tonsuraを受けた、と書いています。
トンスラという言葉で知られていますでしょうか。
聖フランチェスコなどの髪を見ますと、頂点だけ丸く剃って
周囲の髪は残してありますね。あのような髪型です。
ウンベルト・エーコの薔薇の名前
(Il nome della rosa)でマエストロ役の
ショーン・コネリーがあの髪型で、しかし彼は前髪から頂点にかけて
全部剃っていた、なかなか似合いましたね。

お詫びと書き足しでした。

No title

はじめまして。
私も「ナルチスとゴルトムント」が大好きで、もし無人島に1冊しか本を持っていけないとしたら、この本を選びます。

10代のまだ男性とお付き合いしたことがない時分にこの本を読んだ時より、放蕩者の友達を無償の愛で暖かく迎える僧侶、悲しくも美しい友情物語。。。という認識を長く持っていました。

が、最近何十年ぶりに読み返してビックリしました。

ナルチスは完全無欠なキャラクタとしてずっと憧れていましたが、融通が利かない皮肉屋の面があったし、ゴルトムントは単なる放蕩者ではなく、女性に対し紳士的で天使と誘惑者の両面を持つキャラクタだと再認識する事になりました。

作品全体のみずみずしさと叙情性、ゴルトムントの魅力にやられてしまいました。。。

ミルティリさんのブログは、翻訳本からは読み取れない背景や言語学的解釈が、私の作品への理解を深めてくれました。
すごくこの出会いが嬉しかったです!

ナルチスの生い立ちはまったく記述がないのですよね。
ナルチスの父親は宗教騎士団員か帝国騎士(ライヒスリッター)ではないかと、私は思いました。

あるいは、宮廷風の所作という事で、ナルチスは王族や有力な貴族の庶子か、兄弟の下の方の生まれなのかな、とも思いました。
でなければ、ナルチスのような神童を修道士にさせる理由がないからです。物語の後半、総督との折衝の役目を担ったのも、その生まれが背景にあるのではと思いました。

最近は海外のドラマにもはまっておりまして、「Borgia Faith and Fear」が大好きです。
15~16世紀前半の教皇領と周辺ヨーロッパを舞台にしたボルジア一族のドラマです。
あいまいな記憶ですが、ドラマの中で確か枢機卿になるために頭頂部の髪をひとすくいカットする場面がありました。
時代的には「ナルチスとゴルトムント」の約100年あとになるのかと思われますが、宗派や何かでカットする髪の量が違うのでしょうか?
ナルチスの頭頂部がハゲだなんて、考えたくありません!

ミルティリさんは、「Borgia Faith and Fear」をご覧になった事がありますか?

また、お話ができればと思います。それでは、また。

Re: Re: Re: No title

初めまして、Pom様、今まで皆様を様付けで
お呼びしていましたが、これから さん付けで
お呼びさせて下さい。Pomさん、って可愛いHNですね。
おばさん、とても嬉しくなってしまいました♪
「ナルチスとゴルトムント」のファンの方がいらしたんですね!
私の周りには今まで日本の方でいませんでしたので、こんなに長く
生きて来たのに。お話するのが楽しみです。
お聞きするのも楽しみですので、どうぞ、めためた
どんどんいらしてお話して下さい。

トンスラは1800年代まで風習が残っていたようです。
1900年台になって廃止になったのか、今日の
神父さん、誰もやってないです。しっかり髪があります。

前、ナルチスの真ん中ハゲの髪型を想像しまして
何か違和感がありましたが、最近は普通に想像出きるように
なりました。
最後をお話してしまうと、ちょっと興醒めですが、
ナルチスが最後に「ごめんね、ゴルトムント、」
と死を前にしたゴルトムントに愛を告げる、あの場面は
何度読んでも泣けて来ます。

「Borgia faith and fear」
イタリアでのタイトルが「I Borgia」でして
私は見たことがないんですよ。Sky Italia、
私設放送局の番組でのみ見ることが出きて、これを
手に入れてないんです。
このフィルムはここの国営TV局では決して放送しないでしょう。
チューブに上がっているかちょっと今から調べてみます。

Pomさんは歴史にお詳しいのですね。
又、お聞かせ下さい。
ブログ、HPを持っていらしたらお教え下さい。
リンクさせて頂きたいので。
持ってらっしゃらない場合は、ここをブログ代わりに
なさって下さい。
Secre

プロフィール

Author:ミルティリおばさん
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イタリアに住むこと30と数年、
猫と2人暮らしのおばさんです。
翻訳フリーランサーです。
翻訳なさりたいテキストをお持ちの場合
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英語とドイツ語はネイティブ翻訳者との
コラボです。

2011年来、若かりし頃のジャッキー・チェンに夢中です!
お気が向いた時にいつでもいらして下さい。
お気付きの点があったらコメントして下さい。
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