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ナルチスとゴルトムント 農婦を待っていて

拍手をどうも有難うございます 

前回と後先になります。
農婦の方との約束の場所を探して歩き、彼女を待つ
ムント君の心がメランコリー気味です。悲しみに満たされ
姦淫、愛欲以外の罪を感じています。ナルチスは穢れなくて
聡明なのに贖罪をしている、僕は若くて健康なのに、
すっかり幸福ではない、何故だろう?

キリスト教で原罪というものを感じているのですか?
悲しむムント君にこんな言葉を言って差し上げたいです。

罪業もとよりかたちなし、妄想顛倒のなせるなり、
心性もとよりきよけれど、この世はまことの人ぞなき。
超世の悲願ききしより われらは生死の凡夫かわ、
有漏の穢身はかわらねど 心は浄土に遊ぶなり。
大願海のうちには 煩悩の波こそなかりけれ、
弘誓のふねにのりぬれば 大悲の風にまかせたり。
         悲嘆述懐和讃  親鸞聖人

ムント君が悲しいと、おばさんまで悲しくなります。
元気出せ、ムント君!

でも生きることは美しい、と感嘆するムント君。
ここはヘッセのため息でしょうか。
スミレを手に取り見惚れます。優美な茎の周りに整然と
並んでいる葉、彼はヴェルギリウスの詩句を愛していました。
 ヴェルギリウス: 古代ローマの詩人。
 プブリウス・ヴェルギリウス・マロ
 Publio Virgilio Marone
 ラテン文学の重鎮、「エネアス」の著者。

彼の詩句はこの葉の半分も明快で精巧で賢くはないと
ムント君は思ったりするのでした。もしも人間がこの葉と
同じものを創り出せるなら何て楽しく幸福だろう!

そんなこんなを考えているうちに農婦さんが、パンと
豚の脂身を包んで持って来ました。
その人が首も折れよとばかりにゴルトムントを抱きしめる
奥さんです。
Secre

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Author:ミルティリおばさん
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イタリアに住むこと30と数年、
猫と2人暮らしのおばさんです。
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英語とドイツ語はネイティブ翻訳者との
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2011年来、若かりし頃のジャッキー・チェンに夢中です!
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