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ナルチスとゴルトムント 雪の中の出来事

翌朝、近所の奥さんから愛の視線を送られ、
愛に答えたムント君、やっと欲情は満足が行った
ようです。などとちょっとグズグズしている間に
ヴィクトルという経験豊富な放浪者と知り合いました。
司祭のような、遊び人のような風貌をした人で
ゴルトムントにラテン語で丁寧に挨拶しました。
遍歴学生だそうですが、とがったちょび髭のこの男は
学生を通り越した年齢でありました。
何でもパリとケルンでレバーのソーセージに於ける
形而上学を学んだそうな。

ドイツ中を巡り、案山子と呼ばれ、空腹に苦しみながら
若い女にラテン語を教えて炉辺で焼いたソーセージを稼ぎ、
町長の妻と寝ることが目的だとか。
ボヘミアの王様が私の兄弟だ、
In saecula saeculorum Amen
小さな兄弟よ、とか何とかムント君に自己紹介をして
2人旅が始まりました。
 
 ボヘミアという国は当事からありました。チェコ共和国の西に
 ケルト人が移住して住みついた。ボヘミアンというのは、
 定住しない、芸術至上主義というのか、自由な暮らしをしている
 プッチーニのLa Bohemeのような人達ですね。

彼はイタリアの戦争の話をし、パヴィアの戦いの歌を歌い、
おばあちゃんには中風の治療法、抜けた歯の処し方を教え、
全ての事柄に精通している様に見えました。

 イタリアの戦争の話というのはロンバルディアと神聖ローマ帝国の
 戦いでしょう。(赤髭フェデリーコ)
 ロンバルディアが負けました。レニャーノという地域は負けなかった。
 ヴェルディのオペラでBattaglia di Legnanoは
 その時のレニャーノの模様を描いたオペラです。パヴィアの歌の方は
 ちょっと分かりかねます。そして書いていると長くなります。
 又の機会に。


「小さなゴルトムント、巻き毛の君は美しい、全ての女に愛されて
男にも好感を持たれる、宿を取るための最上の切符を持っている」
などと笑いながらゴルトムントの衣服を探る、厚かましい同行者です。
ムント君が後にした騎士の城で何か得る物があるだろう、そこへ
行きたがるヴィクトル、ゴルトムントは大層気を悪くして怒りました。
騎士の名も道順も言わなかった。

森の端で樅の枝を重ねて寝床を作りました。ヴィクトルから貰った
パンとチーズを食べました。で、怒ったことが気恥ずかしくなった
ムント君。自分の着ている毛のジャケットを彼に貸しました。
1人ずつ交替で眠ろう、ということになって最初はムント君が見張り役、
そしてムント君が眠る番です。ヴィクトルに不信感を持ちつつ、
うとうとしていると、彼の手が衣服を探っています。眠ったふりを
していると又、又、ムント君の上にかがみ込んで探し始めました。
「何も盗むものはないよ、ヴィクトル」
泥棒は驚いて首を絞め始めました。ムント君の胸に膝を載せて、大層
強く締めてきた。抗いようがなく、呼吸が苦しくなり、
「殺される!」と直感したゴルトムントはポケットからナイフを取り出し、
盲滅法に何度も突きました。
やっとヴィクトルから逃れ、「助かった!」と大きく息を吸い込みました。




 
 
Secre


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まとめ【ナルチスとゴルトムン】

翌朝、近所の奥さんから愛の視線を送られ、愛に答えたムント君、やっと欲情は満足が行ったようです。など

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