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ナルチスとゴルトムント 修道院で

川と赤い葡萄畑の間に美しい村がありました。
煙突つきの、赤く塗られている優美な枠組みの家々が
建っています。金床を叩くような鐘の音、
どの道でもどの角からも葡萄酒貯蔵庫からの
樽と葡萄酒の良い匂いがして来ました。
岸辺からは魚と水の新鮮な匂いがして来ます。
神の家(教区の家)で太った司祭さんに
良い食べ物と葡萄酒をご馳走になりました。
長いこと彼と話さなければならず、
省略と幻想を交えてお話したのでありました。

筏と船を見ました。
傍へ行くと突然乗せてくれて少しの道のりを船で
旅しました。

春は足早に去って行きます。
村も町もムント君をもてなしました。

水車屋のお手伝いさんを好きになって、水車屋の徒弟に
なりたいと考えるムント君、(いい加減な奴だな)
魚釣りや御者の手伝いをしてパンや肉を貰いました。
彼等と共に旅します。
1人で考え事をしながら旅して来た後に人間好きな
人達の真ん中で嬉しいゴルトムント。

司教の町に近づいて人が多くなり陽気になるムント君です。

ある晩、修道院に泊り、あくる朝ミサに出席しました。
無数の思い出に心がふくれるムント君、ミサが終わっても
跪いたまま、信心深かったマリアブロン時代のことなど
思い出しています。
懺悔したかった、何よりもヴィクトルの死を。
1人の神父がいたのであれやこれや告白し、特に
殺してしまったヴィクトルのことを懺悔しました。
何と長い間、懺悔していなかっただろう!

聴罪神父は放浪者の生活を知っているようでした。
怖がらずに静かに聴き、有罪とせずに、誠実に優しく咎めて
説教しただけでした。ゴルトムントは気持ちが軽くなり
祭壇で規定の祈りを捧げました。
陽の光が修道院の窓から射し込んだ時に、
脇の礼拝堂にある1つの姿に気がつきました。
信仰と感動で、恋する目で凝視しました。
木で作られた聖母でした。優しく身をかがめ、細い肩から
青いマントがずれ落ち、繊細な乙女の手、輝く目と美しい額、
苦しげな口をしていた、今まで見たことがない
生き生きとした美しさでした。口と首とを飽かずに眺めた。
夢の中で何度も見た、何度も熱望した姿でした。
行きかけようとして又戻った。
「美しいかい?」懺悔した神父でした。
「言い表わせない程!」
「多くがそう言う、そうでない人達は現代的な俗な聖母だと、
これについて、えらく論争されている。君が好きなら
嬉しいよ。慈善家がこの修道院に寄付したんだ、
マイスター・二クラウスの作だよ。」


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プロフィール

Author:ミルティリおばさん
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イタリアに住むこと30と数年、
猫と2人暮らしのおばさんです。
翻訳フリーランサーです。
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英語とドイツ語はネイティブ翻訳者との
コラボです。

2011年来、若かりし頃のジャッキー・チェンに夢中です!
お気が向いた時にいつでもいらして下さい。
お気付きの点があったらコメントして下さい。
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