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ガブリエレ・ダンヌンツィオ Gabriere d'Annunzio

ガブリエレ・ダンヌンツィオは小説家、詩人、劇作家、
飛行士、政治家、軍人、ジャーナリスト、と沢山の肩書きを
持っていました。今年生誕150年。
1863(ペスカーラ)~1938(カルドーネ・リヴィエラ 
北イタリア、ブレーシャノ近くです)

筒井康隆さんが「ダンヌンツィオに夢中」で彼のことを
述べています。
三島由紀夫は彼の影響を受けたということです。
共通点はありますね。
ダンヌンツィオ: 河の企て   三島: 楯の会
小説家であり政治的軍人であり、仕事は多岐に渡っていて
軍服に身を固めて喜んでいた、いえ、政治機構の改革に命を
賭けていました。

ダンヌンツィオはイタリア耽美主義(Decadentismo italiano)
19世紀の文学運動の自由奔放な芸術主義者(Scapigliatura)
で、もっと評価されるべきでしょう、ということです。

パゾリーニが選んだ彼の詩を一つ

Da canto novo  O falce di luna calante

O Falce di luna calante
che brilli su l'acqua deserte,
o falce d'argento, qual mèsse di sogni
ondeggia a'l tuo mite chiarore qua giù!

Aneliti brevi di foglie,
di fiore di flutti d'l bosco
esalano al mare: non canto non grido
non suono pe 'l vasto silenzio va.

Opresso d'amor, di piacere,
il popolo de' vivi s'addorme...
O falce calante, qual mèsse di sogni
ondeggia al tuo mite chiarore qua giù!

新しい抒情詩から、 おぉ、三日月の鎌よ

おう、三日月の鎌よ、
 人気のない水面に輝く
 おう、銀の鎌よ、お前の仄めかした夢が
 柔らかな光の中で地上に揺れる

 森の梢と花と果実、その小さな息づかいは
 海へと漂って行く
 歌わずに、叫ばずに、音を立てずに
 大いなる静けさの中を進んで行く

 愛と快感に押しつぶされ
 生きとし生ける物は寝入っている
 おう、眉月よ、お前の仄めかした夢が
 柔らかな光の中で地上に揺れる

          訳;ミルティリおばさん

canto novo (カント ノーヴォ)
 新しい詩と新月を掛けています。
falce di luna calante 
(ファルチェ ディ ルーナ カランテ)
 ファルチェは鎌、ルーナ カランテは下弦の月です。
 弦が下にあり膨らみが上にあります。
 鎌の形なので細い三日月様ですね。
 三日月と言うのは新月から数えて三日目なのだそうです。
 それから上弦の月(luna crescente)、満月となり
 満月から新月に向かうのが下弦の月(luna calante)、で、
 新月の三日前の月は24、あるいは26日月と言うのだそうです。
 左が膨らんでいます。
 日本の方が月の様子を細かく分けていますね。
 
 この詩は、鎌の形をしている月なのだから三日月としか
 言いようがないです。
 もし二十四日月と言ったら、少々コミカルになって
 しまいます。


トスティ(フランチェスコ・パオロ・トスティ1846~
1916)も彼の詩を好んで歌にしました。

紹介コーナー その5

兎に角にも日本がW杯出場を決めて良かったですね!
それと同等に話題の渋谷の警察官の方、
警視総監賞を受賞なさるそうですが、愉快な方ですね。
(渋谷にはスポーツカフェが多く、埼玉スタディオの試合を
渋谷で祝った、いつも渋谷で祝うのだそうです。
喜ぶ人の波に溢れるスクランブル交差点で若い警察官が
絶妙な話術でサポーターを誘導したそうです)

大阪駅の構内アナウンスをなさる駅員さんも愉快なアナウンスを
すると聞いたことがあります。
それからANAのパイロット(企業名を出しても差し障りがない
ことを祈って)大変楽しい挨拶を乗客にするそうです。
日本人ならではの当意即妙な機知、ユーモアではないですかね。

学生の頃にゴールキーパーをしていた甥が、国立競技場で
観客の拍手を受けた時に舞台俳優さながらのお辞儀で
拍手に答えて大いに喝采を受けました。
私事を書いて恐縮です。
日本人のユーモア(ヒューマ二ズム)でしょう。

イタリア人はこうした場面では固いです。
勿論、陽気でユーモラスな人達もいます。

ブラジルとの対戦は良くなかった。ペレのブラジルは苦汁、
苦難の伝統がありますものね。日本はサッカーを始めたばかり
でしょう。
さて19日、日本対イタリアはどうなりますか。
どちらを応援しようかと思案の為所です。実は私は、どちらが
勝っても困らないのですが。やはり日本を応援します。

それではそれではご紹介の続きを!
「登山への挑戦 そして野球も」管理人さんは腰痛持ちさんです。
お腰が痛いのは何ともお気の毒ですが、スポーツマンなのですね。
私は名にし負うスポーツ音痴ですが家族はスポーツ一家です。
今一人の甥は学生の頃にピッチャーしてました。
度々私事を済みません。

腰痛持ちさんは料理もお上手なのですね、ハンバーグの
美味しそうなこと! 思わず私も真似して作ろうという意欲が!
鹿児島御出身、薩摩隼人ですね!
夏山の季節です。

「郁る月の」管理人さんは、かおるつきのさん。
美しいお名前ですね。ブッフ君が何とまあ可愛いこと!
お写真がご趣味なのですね。マスコットのブッフ君のいる
お写真風景にセンスの良さを感じます。
歌いながら撮り続けて下さいね。
これからも宜しくどうぞ。

「気ままに」は管理人さんのパスワードが必要ということで
今度ゆっくり遊びに参りますね。

追記
タイトル 「登山への挑戦、そして野球も」
Author 腰痛持ち となっていたので、
私は腰痛持ちさんとお呼びしてしまいましたが
三平太さんというお名前なのですよね。
どうも失礼致しました。
三平太さん、どうぞ腰君をお大事に、
又遊びに伺います。

読者の方もどうぞ皆さんのブログをクリックで御覧下さい。



紹介コーナー その4

リンク先が一挙に賑やかになりました。
私のブログよりも興味深いですね。
どうぞご一読を!

totomaruさんのいらっしゃるミュンヘンは今、ドナウ川の水位が
上がって大変ですね。エルベ川の水位も上がったそうで、
ドイツ、オーストリア、ハンガリーなど大変ですね。
亡くなった方もいるとか。お悔やみ申します。
今年はヨーロッパ全域が雨に見舞われました。
ここでは、やっと陽が射し始めました。
雨季もそろそろ終わりますでしょう。
災難でした。

totomaruさんの猫さんはサバトラさんでなくきじ白さんなのですね、
間違えました。ごめんね、ネコちゃん。

パペリーナさんはサッカーがお好きで、きっと長友選手の活躍する
インテルミラノのファンなのですね。
つぶらな瞳のザーラさんはポテトチップも食べるのかな?

おうちゃんさんはとても若いのね。
お父様とお母様と楽しそうね。

「感傷的な日記」のムウヤさんは文学(特にドイツ文学ですか)を
研究なさっている方でしょう。高橋義孝さんの翻訳は読んだことが
ないです。面白そうですね。彼のエッセイを読んだ事はあります。
内田百けん(出ませんな。門構えの中に月を書きます。)さんの
お弟子さんだったのですね。
手許にないですが、トーマス・マンは佐藤晃一さんで読みました。
今度、高橋義孝先生の訳を読んでみます。
やはり文学に造詣のおありになる「憂生s創作NOTE」の憂生さんと
お話が合いますのでは。

「君待つ’ブログ」管理人さんのハンドル・ネームは何と
おっしゃるのかな。ITのお仕事をなさっていたのですね。
勉強になります。少しずつ読ませて頂きます。
楽しみが増えました。

只今時間がないので、引き続き山とスポーツ好きな腰痛持ちさんの
ブログから次回にご紹介させて頂きます。

       by 管理人おばさん



紹介コーナー その3

雨と風と季節外の寒さが5月からずっと続いています。
30年ぶりの天候だそうです。
il tempo vergognoso イル テンポ ヴェルゴニョーゾ
(恥ずべき天候、不名誉な天候)だとおばさん達と悪天候を
持て余しながらも笑って話しています。
ペルージャのこの天気には私はもう慣れました。
ただ、折角の花の時季ですのにね。

私の窓の前には毎年4,5月に天使の花、あるいは天使の心
という名の花が咲きます。
日本では見たことがない、低木で
明るい浅緑色の葉に小さな乳白色の4枚の花びらを
付け芳しい匂いが辺りに漂います。
私は野に咲く花を手折って家に飾るのは好きではないのですが
この花だけは毎年少々折らせて頂いてコップに投げ入れます。
今年は運良く悪天候になる前に盛りを過ぎて散りかけていました。

薔薇が(すみれ色に近い赤い薔薇です)
雨風に遭ってしまいましたね。すっかりうなだれてしまって
この寒さと雨ではすぐに散ってしまう、可哀想に、
どうしよう、となす術なくおろおろしていたのですが、
「私達のことは心配いらないわ」と薔薇達が私に言ってくれました。
実際心配いらなかった。うなだれたまま散ることなく、
もう3週間も咲き続けています。他の家の薔薇達も
うなだれて咲き続けています。薔薇は強い花なのですね。
傷ついていたのと弱っていたのを手折ってカプッチーノ・カップに
入れて飾ったのですが、
あらまあ!赤い薔薇ってこんなに部屋を華やかにするものなのですね。

花が私に囁いたのは初めてで不思議な気がしますが、
このまま木や小鳥達と話が出きるようになれば
次期聖フランチェスコになれますね(まさか!)

訪問者リストを開きましたら5月に3人の方が、今朝
もうお1人、訪問して下さっていて、早速リンクさせて頂きました。
時々ウェブを散歩というか、徘徊しますのですが
こんなに素敵なウェブログに気が付きませんでした。
ご訪問有難うございます。これからじっくり読ませて頂きます。
私はまだブログに不慣れですが、これからプロ友にさせて頂きますね。

わあ、ネコちゃんだ!サバとらさんですね、
何とも魅力的、誘惑的な楽しいネコちゃんですね。
トトまるinミュンヘン 管理人さんはtotomaruさんの
ネコちゃんです。良い所にお住まいですね!サッカーもお好き
なんですね。
ペルージャは恥ずかしげもなくよく負けとりましたが
2日前の日曜日には対ピサで同点でした。

こちらはワンちゃんですね。私は犬も大好きなのです。
ペルージャ雑食日記&ザーラ日記、管理人さんはパペリーナさんです。
美味しそうなブログ、ワンちゃんのザーラさんも美味しそうですね!
猫さんとザーラさんが寄り添っている所が何とも、絵になります。
ワンニャンちゃんに会いたいのでサボらずにお続け下さい。

憂生’s/創作NOTE  管理人さんは憂生さんです。
物語 掌編を読ませて頂きました。
中毒になりそうです。これから少しずつ味わって参りますね。
しっかし量、質とも読み甲斐があります。

ボヤキ児のうっぷん晴らし  管理人さんはお~ちゃんです。
今 少し読ませて頂きました。
楽しそうなご家庭、日常生活ですね!

皆さんのブログを読む楽しみができました。
訪問して下さって有難うございます。

読者の方もどうぞご一読なさって下さい。



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ミルティリおばさん

Author:ミルティリおばさん
住まいはイタリア、ペルージャです。
翻訳 フリーランサーです。

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