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ショパン リャプノフ ボロディンなど


Chopin prelude n.15 - "la goccia" - guida all'ascolto di don Giussani

私はショパンの雨だれ前奏曲を100回位は聴いた。
私の父はどの作曲家よりもショパンを愛していたから。
中学生か高校生の時に(高校生だった、神の存在との
関わりを問題点にしていた時期だから)
突然、私は「雨だれ前奏曲」の美しさに気が付いた。
前景の主題のメロディとバリエーションは
外見的に確かに美しい。

しかし惹きつけられる部分はここではない。
真の部分は始めのメロディではない。
1つの音によって軽く始められ、その音は
次第に、次第に、次第に強くなる・・・

こうしてメロディは第2の行路に移り、
その音は、いつもいつも同じ音で膨らみ、
まさに単調で、そして前景に戻って行く。

その音に気づいた人は、主題はこの音であり
メロディではないと、
この音は固定された観念だと理解する。

最後の2,3小節で、やっと、
この音が優位に立っていると解る。

メロディがまた再開されて曲を支配する。
しかし、その後に、タック タック タックという
この雨だれの音が戻り、また曲を支配する。

100回この曲を聴いた後に私は突然解った、
この音は人生の意味だと。いつも平坦で変化がない
人生の主旨はこの音だ。

人生の色と変化は表面的なものだ。
色合いやバリエーションは人生のテーマではない。
人間が求めるもの、期待するものはそれではない。

固定観念となった幸福への願いだ。
メロディの中の、その音は
幸福の追求、心の要望、つまり消失点だ。

このプレリュードを聴いて確認してください。
このことが解ってから、全ての音楽の構成要素は
私には同じことだ。
例えばベートーヴェンのシンフォニー第7番の第2楽章、
ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲、
シューベルトの3重奏Op100・・・
全てを同じように聴くことができる。
       「宇宙の主体性(自意識)」から
        モンシニョール ドン・ジュッサー二


Sergei Liapunov - Etude d'execution transcendante Op.11 No.9 'Aeolian Harp'
  セルゲイ・リャプノフのエオリアン・ハープ


Nelle steppe dell'Asia centrale - Aleksandr Borodin
  アレクサンドル・ボロディンの中央アジアの高原にて






父の日に

6月18日が父の日でありました。
イタリアの父の日は3月19日、
キリストのお父さんのサン・ジュゼッペ(聖ヨーゼフ)の日が
「父の日」です。
過ぎてしまいましたが、
ウェブサイトで見つけたお父さんへの詩


FILASTROCCA DI PAPA',   Di Vincenzo Riccio
  お父さんの童謡
  ヴィンチェンツォ・リッチョ

Che chiedeva alla sua fata, mastro Geppetto?
Di avere un bimbo vero da stringere sul petto.
Ma prima volle vedere se era un papà paziente,
così gli diede un bimbo di legno impertinente.
Si vide subito che era un papà speciale
sopportava con un sorriso le sue birichinate.
Amò Pinocchio senza pensarci sù,
come da sempre, con me, papà fai tu.
Qualche volta anch'io divento un Pinocchio Birichino,
niente paura, papà,
il tuo amore mi fa tornare subito bambino. 

胸に抱き締める子供が欲しいと、
ファータにお願いしたの、マエストロ・ジェッペット?
でも、先ず、
あなたが辛抱強いお父さんかどうか知りたいから
木でできた生意気な人形を贈ります。
腕白坊主を微笑みながら見守る、忍耐強い
あなたは特別なお父さんだと、すぐに分かった。
何にも増してピノッキオを愛した。

時折、腕白ピノッキオになるぼくを、
いつも愛してくれるお父さん。
心配しないでね、お父さん、
あなたの愛がすぐにぼくを人間の子供に戻すから。


l suono di una parola,  Di Vincenzo Riccio
  一つの言葉の音
  ヴィンチェンツォ・リッチョ

Per la scuola media
Ogni parola vera si ricopre
di tenero sentimento,
e diventa unica in quel momento
che diventa voce.
Alcune le dico semplicemente,
senza impegno,
Altre, quelle che grido al mondo,
le affido al vento .
Quelle che più amo,
diventano parole di silenzio,
intimi suoni,
come il tuo nome, papà,
che sempre mi sussurro dentro.

一つ一つの真実の言葉は
柔らかな情感に包まれて、
ある時に、ただ一つの声になると
中学生時代に気付いた。
ある声は束縛されずに安易に、
ある声は風に託して
世界への叫びとなる。
その中で最も愛する声は無言の声、
あなたの名のように、
いつも私の内でつぶやいている、
お父さん。


Serenata per papà,
da “Guida Fabbri” ed. Fabbri Editore
  父へのセレナーデ
  グイード・ファッブリとファッブリ出版社

Un papà come ce l’ho io
non lo dico per vanità,
è un campione
per conto mio
è un campione di serie A!
Ma un papà come te non c’è,
dai due poli all’equatore
non si trova in tutto il mondo
un papà che assomiglia a te!

自慢で言うんじゃないよ、
ぼくのお父さんは
チャンピオンなんだ、
セリエAのチャンピオン!
北極から南極から
赤道まで探しても
世界にはいない、
ぼくのお父さんのような人!


一昨年までウェブで探しても”父への詩”は
殆どありませんでしたが、今年は何故か増えました。
simpatica な(好感の持てる)詩ばかりで、
この3つ以外も美しい詩ばかりです。

O mio babbino caro - Mirella Freni (Gianni Schicchi)
 お父さんにお願い 
 「ジャンニ・スキッキ」(プッチーニ)から

ショパンとジョルジュ・サンド

乗馬ズボンを身に着け葉巻を薫らした(くゆらした)伝説の男装の麗人、
ジョルジュ・サンド(1804~1874)はペンネーム。
多作といわれるフランスの女流作家です。
本名、オーロール・ドュパン。
「オーロール、何と美しい名だろう」とショパンが感嘆した、
このオーロールという名はイタリア語でアウローラ、
夜明けの太陽の光という意味で、私も美しいと感じる名前です。

結婚し別れ、2児の母親でもあった彼女は、
フランツ・リストをも、ものにした、もとい、
リストとも恋愛関係になった、いわゆる恋多き女性でした。
恋愛に何故か照明が当てられる彼女ですが、
あの時代にフェミニストだった。
政治に興味を持ち、その思想は共和主義から社会主義へと移行し、
女性の参政権に尽力した人であったことの方が私には重要に思えます。

恥ずかしながら私は多作である彼女の「愛の妖精」しか読んだことがありません。
他の作品は知らないのですが「愛の妖精」を読む限り
男装とは裏腹に、何と女性らしい作家だろうと思うわけです。

そんな彼女に目を付けられた、もとい、見初められたフレデリック・ショパン。
(1810~1849 ポーランド ワルシャワ近郊に生まれました)
彼はリストと並ぶ美男子でありました。ショパンの美しさはたおやかで、
昼顔のような青い花を連想させるイケメン男子でありました。
サンドよりも6歳若かった。ショパン28歳、ですからサンドは34歳ですね。
「なんつうイヤな女だ、あれは本当に女なのか!」と会ったばかりには
サンドを嫌っていたショパン、しかし、徐々にサンドの術中に陥り、
いや、陥ったわけではない。サンドの大きな、母親のような愛情に包み込まれて行ったのです。
サンドと共にいた頃に、
「子犬のワルツ」「軍隊ポロネーズ」「ノクターンn27」「変ロ短調ソナタ」と
名曲を生み出し、サンド親子3人と共にマジョルカ島に行った時に作った
「雨だれ」、これリンクしますね。24の前奏曲中15番目です。

Chopin prelude n.15 - "la goccia" - guida all'ascolto di don Giussani

サンドの浮気で恋愛関係は破綻になりますが、
ショパンは彼女によって得たものも多かったのではないですか。
彼女は”ピアノの詩人”に美しい詩を添えて上げました。

「エオリアン・ハープ」(牧童の笛)です。
この曲はサンドと出会う前です。

Chopin "Aeolian Harp" Etude - ELENI TRAGANAS, Pianist

同じくエオリアン・ハープ ポッリーニです。
Chopin's Op.25 No.1 Etude (Aeolian Harp) Audio + Sheet Music










動画です

参議院内閣委員会から
山本太郎 加計学園「よっぽどの闇なんですね」6/8参院・内閣委員会


【魂の追及】自由党・森ゆうこ議員の質疑に大きく突き動かされる人が続出!「感動した」「スゴイ迫力」「これこそ真の野党」


産経新聞のトンデモ人間達


読者様、メール・コメントをどうも有難うございます。
私はどんなコメントも削除いたしませんので、
心おきなくコメント欄にどうぞ!
私が見ますところ、こちらにお出でになる方たちは
何人もで異論を排除する(バッシングする)暇人はいない、
竹を割ったようにさっぱりした、清々しい人たちですので、
異論反論何でもどうぞ。
兎に角私は是々非々なので、
櫻井よしこさんの美しさを称賛しておりました、が、
2015年末以来、「あゝ、やはり(ボケた)提灯さんか」
と見方が変わりました。

彼女の父上は戦後、
確かにハワイで大きなレストランを経営していました。
中国の方たちがイタリアで手っ取り早く開業するのは、
レストラン(飲食店)です。だから何だということになりますが、
敗戦国の日本がハワイで簡単に開業営業できましたでしょうか?
彼女の言動と共に何やら訝しさを感じますのは、
私だけでしょうか。

中韓をやり込めるだけが保守なら、
保守とは何と安易なものでしょう。

2012,13年と私は安倍さんの(安倍政権の)味方でした。
何やらちょっとおかしいな、と感じても
安倍さんだから、と寛容に考えていました。
それは少しずつ変化し今では、反安部ではないです、
疑疑疑安倍内閣です。
彼は左翼です。何故ならグローバリストですから。
鐘と太鼓で耳障りの好いスローガンを掲げますが、
なさっていることは180°別でしょう。

それでは課題を1つ。
デフレ脱却の方向は、国家財政、
国民生活を眼目として考えた時に定まっていますか?
お答えください、というより共に考えて参りましょう。
究極、私たちが安心して気持ち良く生活できれば
それで良いのですから。


いつもながらのGJ ナスタチウムさん
ナスタチウムのブログ
 北朝鮮よりも怖いことと感じます。
 危機感をもっているのでしょうか、日本の人!

こちらはコテヤンさんのブログです。
移民国家NIPPONN
 おばさんは何度かコメントしようと(賛同コメント)
 試みたのですが、毎回挫折。アメーバブログはコメントし難い
 時間の無駄だと思い、もう試みませんが
 いつも拝読。



超人大陸

大岡殿からのご紹介で、
動画「日本の未来を考える勉強会」をリンクいたします。
第1回「日本の未来を考える勉強会」財政再建と成長の二兎を得るためのアベノミクス戦略 平成29年4月12日 講師:内閣官房参与・京都大学大学院教授 藤井聡氏
 第一回から第四回までありまして、長いですが
 区切ってご覧ください。


シチリア島カターニア出身の作曲家、
ヴィンチェンツォ・ベッリーニ(1801~1835)のオペラ
「ノルマ」から「ノルマ前奏曲」
Norma - Sinfonia (Overture) - La Scala (1940) - Gino Marinuzzi

パレルモ出身のジーノ・マリヌッツィ(1882~1945)の
Poema Sinfonico(交響詩)、シカーニアの一部です。
Gino Marinuzzi: Sicania (1912)
 シカーニアと申しますのは、その昔、古代シカニ人が
 シチリア島の一部に住んでおりました。その地がシカーニアと呼ばれる
 アルカイック・ネームでシチリアの昔の呼称です。
 マリヌッツィは指揮者としても活躍しました。
 

ご紹介の続きです

久しぶりのこんにちは!
ご紹介の続きをいたします!

ハシビロコウウナさん、

ハシビロコウ
 楽しい、有益な、美味みのあるブログですので、
 是非ご覧ください。

ウナさんのイメージで、
Leroy Anderson - The Syncopated Clock
 ルロイ・アンダーソン(1908~1975)の
 シンコペーション。クロックです。


こちらは、「不必要な善意」から新たにブログ名も変わりました。
「月明かりの下で神よ眠れ」
長屋の爺様は歴史に造詣がおありです。
疑問を共に考察していけるブログです。
月明かりの下で神よ眠れ

長屋殿のイメージで、
浜辺の歌 タンポポ児童合唱団
 林古渓の詩、成田為三(1893~1945)


いく日か前にシチリア島のタオルミーナでG7が
開催されました。
その時の様子を少々。
G7 Taormina Il passaggio delle Frecce Tricolori - TRUMP INCANTATO

タオルミーナのテアトル・グレコでの歓迎コンサート
アンコールでの「インテルメッゾ」
カヴァレリア・ルスティカーナからです。
Mascagni - Cavalleria rusticana: Intermezzo

Presentazione Capi di Stato e di Governo vertice G7 al Presidente Mattarella
タオルミーナ G7から、
マッタレッラ大統領は寡男(やもめ)です。
首相はともかく歴代の大統領の博識、教養には感服いたします。
日本の情勢についても詳しく知っていますでしょう。
晩餐会でマッタレッラ大統領の真向かいに座ったトランプ大統領は
やはり重要視されているのでしょう。

プロフィール

ミルティリおばさん

Author:ミルティリおばさん
住まいはイタリア、ペルージャです。
翻訳 フリーランサーです。

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