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花のまわりで

6月11日 只今午前10時40分 14℃ 風速10 km/h

最近、天候がはっきりせずに雨が降ったり止んだり、
丁度日本の梅雨のような塩梅(あんばい)の日が、
2週間近く続いています。
この雨、7~8月に降ってくれるといいのに。
と思いつつ書いていたら、また降りだしました。
夜中には雷が鳴り、2度の轟音で目が覚めたのが、12時過ぎ。
洗濯物が乾かしにくいというのもありますが、
せっかく咲いたお花が可哀想で。
1か月半以上咲いている薔薇は、そろそろ終わりの時期なので
未練を残しつつも諦められますが、
開き始めた百合が萎れてしまったら、と気が気でなくて。
でも、薔薇と百合は強い花です。

薔薇は大きく成長し、私の窓辺にまでやって来て、
私に話しかけます。
「よう、元気?」
「今年もまた来たからよろしくね」
「今年も見事だねぇ」なんて。
私の花というわけではないのです。
近所のおばさんが私の窓の前の、人が通り歩きする小さな路の脇に
随分昔に植えた花です。
その小路(こみち)を、「恋人の小路」、ではなく、
「花咲く小路」なんぞと名付けてみました。

おばさんはとうに引っ越してしまいましたが、
おばさんが植えて残していった花々が毎年、見事に咲きます。
まずスミレが春を告げ、ムラサキカタバミと紅い薔薇が
時期を同じくして開花します。
薔薇は大きく豪華に成長しましたが、この秋に剪定しなければと
近所の花好きおばさんと話しています。
薔薇が咲き終わる頃に、真っ白な百合の花が咲き始めます。
華麗に燃える紅の後の、清々しく凛とした白。
その清涼感、輝く白の生彩にいつも目を奪われ、
農家出身のおばさんの園芸センスの高さに
脱帽するばかりです。

「父の日」にはまだ、間がありますが、
父の話を少々。父もお花が大好きでした。
Amante dei fiori、花々の恋人でした。

「ねこ庭のひとり言」のonecat01さんも、
お花が大好きなかたです。
そのonecat01さんのところで、大部昔に
コメントにお邪魔したことがありました。

“母が父の丹精している植木鉢に物干し竿を落としてしまって、
植木鉢ごと花をダメにしてしまった。父は2日間嘆き通して、
とうとう母から、「あんた、私と花とどっちが大切なの?」
と問われ、父は「花だ」と即答、母は呆れかえっていました“

こんな内容の、他愛のない夫婦のやり取りコメントなのですが、
Onecat01さんが丁寧な心温まる返信をくださったので憶えて
いるわけです。

onecat01さんも、花、小鳥たち、猫が大好きなかたです。
父はネコは格別好きではありませんでした。
小鳥と花々と木々、野菜畑、自然の中での生活が
何よりも好きでした。
定年後は、信州の母の実家近くに土地を買って、
ジャガイモ、ナス、カボチャ、夕顔やズッキーニ作りに精を出しておりました。

花なら何でも好きな父でした。
しかし薔薇や百合、桜のように華やかさがある花々よりも、
梅、沈丁花、菜の花、紫大根、ハナミズキ、サザンカなどを
より愛していたように見えます。

今は蓮の花の手入れをし、
より美しく咲かせることに専念しているかもしれません。

「父の日」は6月21日です。

H10. 花のまわりで クラウン少女合唱団

もう1度「百万本のバラ」
別府葉子  百万本のバラ





こんばんは、お邪魔します

ばらや百合が目に見えるようで、
本当にステキです!
「恋人の小径」というのは、
「赤毛のアン」に出て来る小道のことでしょう?
お父様がお好きだったのは、質素だけれど凛とした花ばかりで
梅に沈丁花やハナミズキ、サザンカ、私の大好きな花ばかりです。

私はお母様のご実家の隣の県に住んでいます。
梅雨のこの時期が早く終わるといいですね。

ヨーロッパの最高の時期

5月と6月が、特に北に位置するヨーロッパでは
6月が最高の季節ですね。
ヨーロッパのバラとユリは本当に見事です。
土の質がもともと違うんでしょうね。
インスブルックの駅で見かけた紅いばらが
特に印象に残っていて懐かしくなりました。

アノニムさん&通行人Yさん、

コメントをどうも有難うございます。
"恋人の小径"は「赤毛のアン」からです。
でもアンが名付けた小径よりも、
(多分)もっと狭くて人1人が通れるくらいの路です。
アノニムさんも花がとてもお好きなのですね。

インスブルックはルツェルンへ行く時に、
電車で通り過ぎただけです。
オーストリア、スイス、ドイツとも、北ヨーロッパは
軒並み美しい街づくりがなされていますね。

田舎の駅には花が植えられていて、
長閑ですね。
インスブルックは州都で都会ですけれど。
コンサートが目的だったのですか?

ヨーロッパの土壌は、日本の4倍ほどの栄養分を
含有していると聞いたことがありますが、
調べてみたわけではないので、
はっきりとは知りません。その代わり、
日本はバイオテクノロジーで、栄養価の高い食品を
造り出していますでしょう。



スミレとバラ

Die Veilchen kichern und kosen,
Und schaun nach den Sternen empor;
Heimlich erzählen die Rosen
Sich duftende Märchen ins Ohr.

Es hüpfen herbei und lauschen、
と続きます。
ハインリヒ・ハイネです♪
英訳
The violets whisper caresses
And gaze to the stars on high;
The rose in secret confesses
Her sweet-scented tales with a sigh.

歌の翼に

Le violette ridono e amoreggiano
e guardano verso le stelle;
le rose furtive sussurrano
fiabe profumate.le rose furtive sussurrano

Le brave, sagge gazzelle
saltellano e ascoltano,
 (^_-)-☆ 伊訳です。

ネットで見たドイツ語からの伊訳です。
巧いね、
le rose furtive sussurrano
とは思い付きませんでした。
私だと、
le rose raccontano furtivamente
とするところでした。

この歌は、「歌の翼に」は、
エリーザベト・シュヴァルツコップが絶品なのですけど、
動画では見つからないです。
機会がありましたら、どうぞお聴きください。
メンデルスゾーンならではの流麗な曲です。

コメントを、Vielen Dank! Flügelさん。

見つかりましたよ。

あったよ、シュヴァルツコップの「歌の翼に」
小さいけど惹きつけられる声の人で、
これでオペラやったんだね、
元帥夫人や伯爵夫人は、ある程度年取ってからの
レパートリーだろうね。
バロックオペラを歌ったってのは聞かないね。

https://www.youtube.com/watch?v=lISOs962UKQ

通行人Yさん、

コメントをどうも有難うございます。
シュヴァルツコップの動画を見つけてくださって
有難うございます。

彼女がバロックを歌ったというのは聞きませんね。
パーセルの「ダイドとエネアス」の中で、
何らかの役で歌ったことはあります。

オペラよりもリートを買っています(オペラの
舞台を見たことはないのですが)
ドイツ人だから、ドイツ語が美しくて当たり前ですが、

声が無くなってから何度か日本に来ましたね。
テヴァルディ、カラスと同様、
声がヨーロッパで通用しなくなってから
やっと日本にね。
ギャラやマネージャーとの関係上、仕方ないので
しょうけれど。

シュヴァルツコップとスコットは、フレーニもそうですけど、
言葉が美しく丁寧に伝わって来ます。
彼らにとって母国語ではあるけれど。




間違い、ごめんね

レナータ・テバルディはマリオ・デル・モナコや
シミオナート、バスティアニーニ、シエーピと共に、
第2回イタリア・オペラ公演で、1959年にやって来ました。
私は観る由もなかったのですが、
マリオ・デル・モナコ(黄金のトランペット)の素晴らしさが
この時の伝説になりました。

彼らは慈善コンサートのつもりで、
やって来たのでしょうか。
テバルディはトスカやアンドレア・シェニエを歌いました。
その10年後にコレッリとやって来ました。
この時には聴きに行きまして、ちょっとガッカリ、でも
あの雰囲気には圧倒されました。

シュヴァルツコップは来日する、しないで揉めて、
やっと来たのが1968年です。
1972年にも来日しました。
聴きに出かけました、が、
EMI録音で聴くほどには期待できませんでした。

EMIレコード会社プロデューサーが彼女の夫でしたが、
そういったことを割り引いても、
R・シュトラウス、ヴォルフ、メンデルスゾーンなど、
これ以上は誰にも期待できないでしょう、
と思えるほどの品格と色香があり、

mi sono innamorata di lei,
というほどに聴き続けました。


種苗法

父上が農作物を育てていた頃には
種子法廃止も種苗法改正(改悪)も関係なく
趣味の菜園と見えなくもない、
長閑な羨むべき老後を送られていた御様子でありますが、
昨今、種子法が廃止され、なお輪をかけて
種苗法なるものを国会で通そうとしている。、
日々、品種改良がなされる野菜や穀物の種と苗に、
この法案は、開発者(企業)の知的財産権(登録品種)を
護るためという名目で制定された。
種における自家採取を原則禁止にするという。
毎年、農研機構から苗を購入、あるいは費用を払う。
登録品種は守られるが、
在来種には権利が保障されていない。
在来種を守る法律が必要だ。

愛国者で保守ならば、徹底的に反対すべき法案だ。
種苗法。

種子法と種苗法の闇

農水省の、日本の優良な品種の海外流出を防ぐために
種苗法の改定が必要だ、
とするのは全く理由にならない。

https://www.youtube.com/watch?v=dHVYuogGh0U&t=6758s
討論桜
新苗法改正と日本の農業の未来
3時間以上なので、休みながら見てください。

山田正彦 元農林水産大臣のオフィシャルブログから

『私の苗木を栽培した農家がそのぶどうを販売できるようになったら、その代金の何パーセントかを私がもらうことにしたらどうでしょうか。
 
海外ではそうしている国もあり、日本でも外資系の種苗会社はそうしてると聞いたことがあります』
岡山県ぶどう研究所所員の話。
Secre

プロフィール

ミルティリおばさん

Author:ミルティリおばさん
住まいはイタリア、ペルージャです。
翻訳 フリーランサーです。

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